やんちゃオヤジ山行備忘録 2012年下半期(7月〜12月)

No. 山ラン 登山日 曜日 山名 標高 地図名 移動地 交信局 周波数 型式 名山関係 コメント
1 125 10月  14日 赤沢山 1454 四万 みなかみ町 8J1MST 430 FM   赤沢山(1454m、四万)へは万座林道を行き、途中から上信越自然遊歩道に入り四万温泉方向に進むのが順路であるようだが、周回を考え赤沢スキー場にクルマを置きスタートした。林道を辿らずスキー場のゲレンデを直登したが、これが急勾配の上にブッシュが邪魔して悪戦苦闘となった。こんなとき必ず思うのが「急がば回れ」(´・ω・`;A) やっとのことでゲレンデを登り上げ、直上の林道に降り立つと緩やかに勾配を下げ、上信越自然遊歩道の取り付きとなった。遊歩道は入り口を含め何ヶ所で崩落していたが、トラバースしながら緩やかに高度を上げて行く。途中で一度下り勾配となるが、それも僅かな間で頭上を送電線が横切るようになると九十九の登りとなる。すると鉄塔巡視路への分岐が続き、ほどなく赤沢峠となった。峠には東屋が建ち、遊歩道は赤沢山を西に巻くように四万温泉方向に伸びていた。赤沢山への尾根筋は胸丈ほどの笹とシャクナゲの混合薮となっていて明らかな踏み跡はない。一旦は遊歩道をそのまま進んだが、諦めて引き返し薮に突入した。薮と格闘すること20分、笹に覆われた山頂に着いた。三角点標柱と見慣れた山名板が下がっており、反対側には赤テープが下がっていた。ここまで3時間近くを費やしてしまった。
稲包山(1598m、四万)はぐんま百名山の一座で新潟県境にほど近い。赤沢山から薮中を赤沢峠まで戻ると、尾根筋にはしっかりした踏み跡が続いている。直線距離で3km弱の軽いアップダウンの尾根筋をのんびり歩いた。数ヶ所でクマの糞を見かける度に「クマよ来るな!!」と大声を出しながら、もしもの時にはせめて一撃ぐらいはと右手に持ったピッケルを握り締めた。紅葉に見入り、写真を撮りながら登り詰めた山頂には先客がいた。とにかくここからの眺めは圧巻で、今迄に登り来た群馬の山々が全方位に見渡せる。赤沢山から2時間。
キワノ平ノ頭(1511m、三国峠)へは尾根伝いに一条の登山道が見え、笹は刈り払われ快適な県境の稜線歩きとなった。2度3度と小さなアップダウンはあるが左程高低差は無く、下り勾配でもあり順調にピークとなった。こんな所に山名板はないかと思っていたが、行政の標柱が建ちそれと教えてくれていた。稲包山から1時間10分。
長倉山(1440m、三国峠)は三国峠へ向かう途中のピークで、この間も登山道は刈り払われていて何ら問題はない。ピーク手前、200m位で送電鉄塔を通過すると勾配はひとしきり急となり、ほどなく山頂となった。場合によっては下山ルートを南へ向かう尾根筋、もしくは鉄塔の巡視路とも考えたが、この時点で16時近くなっているので三国峠へ降りることにした。ちなみに南え向かう尾根筋には法師山と言うピークがあるが、それらしき踏み跡は見当たらなかった。キワノ平ノ頭から45分。
それぞれのピークで無線に手間取ってしまい、三国峠から三国トンネル(国道17号)へ降り、上信越自然遊歩道を法師温泉を目指して歩く頃にはヘッ電頼りの夜道となってしまい、計12時間、22kmの山行はバテバテの帰還となった。法師温泉に戻り汗を流し、途中でラーメン、SAで仮眠、等々で家に戻ったのは24時近くだった。
2 126       稲包山 1598 四万 みなかみ町 7N2XYS 430 FM ぐんま百
3 127       キワノ平ノ頭 1511 三国峠 みなかみ町 JK1DDL 430 FM  
4 128       長倉山 1440 三国峠 みなかみ町 JN1BGP 430 FM  
1.薮山のピーク
2.全方位視界良好
3.平べったい山頂の東の肩
4.三国峠の西側のピーク
No. 山ラン 登山日 曜日 山名 標高 地図名 移動地 交信局 周波数 型式 名山関係 コメント
1 114 9月  6日 奈倉ノ頭 1640 藤原湖 みなかみ町 7K4NXB 430 FM   奈倉ノ頭(1640m、藤原湖)は上ノ原から武尊山へ至る登山路の一角にある薮山だった。上ノ原登山口を通り過ぎると林道の入り口となり、そのまま行くと大幽洞窟分岐まで難なく進入出来た。登山道は名倉沢右岸沿いに続き、流れが細くなると登山路は沢の中となってくる。苔生した石に枯木や落ち葉が転がり、陽の当らない沢筋は滑りやすくて登り辛い。源頭部を過ぎ頭上がようやく明るくなると進路を左手にとる。ここからは急勾配となり喘ぎ喘ぎの登りとなり、須原尾根へ上がると名倉オキノの標柱が現れた。左手にはトラロープが張られているが、頭上には数本のテープが下がり、ここが奈倉ノ頭への取り付きであることは直ぐに分かった。今週は薮漕ぎせずに済むかと思っていたのに、またもやネマガリタケの薮に突入することになった。尾根筋には薄い踏み跡はあるものの、ネマガリタケや灌木類の密薮となっていた。ここは三角点峰(1635m)であるが、山名事典ではその南側のP1640が山頂と記載されている。薮の中で両地点を探したが、三角点標柱や山名板は見当たらなかった。登り2時間、下り1時間22分。
2 115       宝台樹山 1152 藤原湖 みなかみ町 JA1LZV 430 FM   宝台樹山(1152m、藤原湖)は宝台樹スキー場の一角にあり、南側にある宝台樹キャンプ場から登った。宝台樹雷電神社の赤い鳥居をくぐると登山道が始まる。テニスコートの横を抜け、さらに行くと廃林道と出合う。直進方向に赤テープが見えたが、廃林道の向きが山頂方向だったので廃林道を行くことにした。いつ行き止まりになるのかと不安だったが、林道は尾根筋まで続き登山道となった。あとは尾根筋をのんびり行くと広い山頂となった。三等三角点と2枚の山名板が下がっていたが展望はなかった。往復40分。
3 116       高平山 985 藤原湖 みなかみ町 7N2XYS 430 FM   高平山(985m、藤原湖)は藤原ダムの西側の山で、ダム管理事務所を通り過ぎて林道を行くと、直ぐに登り口らしきものがあったがそのまま先に向かった。地形図を見ると北側の尾根筋に取り付いた方が傾斜が緩そうに思えたからだ。案の定、北側からも登山道が整備されていて、九十九に斜面を上がると尾根筋となった。この辺りから雨が降り出しガスってきたが尾根道は快適に続き、少しばかり岩尾根となると山頂となる。山頂には足場用パイプを使った気象観測用?の櫓が建ち、傍らに三角点標柱が鎮座していた。生憎の空模様で遠望はないが、周囲の雑木は伐採されていた。往復40分。
4 117   17日 味城山 760 猿ヶ京 みなかみ町 7N2XYS 430 FM   味城山(760m、猿ヶ京)は上越新幹線の上毛高原駅の西にあり、駅近くの寿命院から地形図上の林道を辿り鞍部から尾根上を登ることにした。寿命院から林道に取り付きが分かり辛く、やっとのことで廃林道になるが、既に廃道化しており車は通行不可である。廃道の折り返し地点から鞍部に這い上がると鉄塔巡視路となるが、それを無視して尾根筋にある踏み跡を行く。あとは針路を左手に変えながら登ると広めの山頂となった。三角点と「見城の柵跡」の案内板が建っていたが、雑木に囲まれ視界はない。登り45分、下り28分。
5 118       破風山 1068 上野中山 みなかみ町 JF1UKO 430 FM   破風山(1068m、上野中山)は南側を林道北山本線が通っており、この林道は山頂西側の尾根筋近くまで続いている。途中ゲートが一ヶ所あったが開放されておりそのまま行くと分岐となる。先は雑草が繁茂し分岐にクルマを置き歩きだした。林道をそのまま行けば南の尾根筋の登り口になるようだが、遠回りになるようなので廃道化した道型から斜面を攀じ登り鞍部に上がった。あとは尾根筋を辿り、山頂の大岩を南側に巻いて山頂に達した。石祠の傍らに三角点と山名板が立ち、西側には大きな電波反射板が設置されていた。雨模様で視界はなかった。往復34分。
6 119       泉山 836 猿ヶ京 みなかみ町 JO1PHV 144 FM   泉山(836m、猿ヶ京)へは東側からの破線を辿ろうと泰寧寺の境内を横切り、最初は谷間を登ったが薮がうるさく直ぐに尾根筋に上がった。次第に勾配を増しやっとのことで登りついたが、そこは南側の三角点峰であって最高点ではなかった。鞍部へ下り登り返すとピークとなった。この山は双耳峰で南側に三角点、約8mほど高い北側が山頂と言うことになる。往復61分。
7 120       高畠山 1143 猿ヶ京 みなかみ町 JO1CSL 144 FM   高畠山(1143m、猿ヶ京)へは地形図にある北側の破線を辿ろうと林道を詰め、鉄塔の建つ尾根筋に取り付いた。踏み跡はあるものの次第に勾配は増し、途中からは岩稜の痩せ尾根となってくる。普通ならトラロープの下がりそうな急勾配を岩と木の根を手掛かりに攀じ登ったが、久しぶりに高度感を味わう緊張の登りとなった。勾配が緩むとピーク北側の広尾根となり、一登りで山頂となった。山頂を少し行くと南東方向が伐採され好展望地となっていた。登り55分、下り34分。
8 121       境野山 835 猿ヶ京 みなかみ町 JI1DIK 430 FM   境野山(835m、猿ヶ京)へは南側の林道から登ることとしクルマを進めたが、林道分岐の先からは荒廃し進めない。クルマを置き歩きだすと直ぐに水道施設となり地形図上の林道はここまでとなるが、実際には谷間を廃道化した道型が続いていた。いよいよ道型も薮の中となり、急斜面を攀じ登り尾根筋に上がった。あとは少しばかりの灌木藪とはなったが尾根筋を上がると山頂となった。往復40分。
9 122   22日 後山 991 猿ヶ京 みなかみ町 JA1ZGP 430 FM   後山(991m、猿ヶ京)の取り付き地点はちょっと変わっていた。山の西側一帯は千葉市の保養施設となっており、高原千葉村とネーミングされていい、管理棟、研修棟、キャンプ場、バンガロー、スキー場などが整備されていたのだ。折りしも連休中で千葉の子ども達がお泊り合宿中の様子で、部外者は奇異な視線を浴びながら足早に施設内を抜け、展望台(送電鉄塔矢木沢線の巡視路)の案内柱に従った。バンガローの横を上がりだすと石洞となり、勾配は少しずつ増してくる。道なりに登ると展望台との分岐となるが鉄塔巡視路をそのまま行くと直ぐに14号鉄塔となりほどなく朽ち果てた合格堂となる。受験生を抱える親としては無視するわけにもいかず一拝し通過した。その後は丘陵コースから尾根コースへ上がると15号鉄塔となる。ここで初めて後山の表示が現れた。あとは案内に従い緩やかな尾根筋を行くと、少しばかり狭稜な岩場となるがほどなく山頂となった。往復2時間。
10 123       唐沢山 1234 四万 みなかみ町 7N1BHO 430 FM   唐沢山(1234m、四万)へは上ノ山も併せて登ろうと、国道17号新三国大橋手前の鉄塔巡視路から取り付いた。直ぐのP844を巻き上げるように続いており、一定の勾配なのでとても歩きやすい。やがて頭上に送電線が見えだすと巡視路は急勾配の尾根筋となった。10m位上がると中東京幹線(矢木沢線)9号・10号と書かれた黄色い馴染みの標柱が立っている。標柱の裏手を見ると赤テープが下がり薮の先にはっきりとした道型が見えていた。地形図を見るとその道型と思われる破線が続いている。急勾配の先の上ノ山は下山時の方が楽だと判断し鉄塔巡視路を離れた。ほぼ破線通りの道型はしっかりしており、一部崩壊しているところもあるが通行には支障はなかった。やがてしっかりした道標が現れ、三国峠8km、猿ヶ京2.5kmと書かれていた。これを猿ヶ京方面へ行けば上ノ山であることを地形図で確認し先を急いだ。何のことはない、この道は三国路自然歩道と名付けられ整備の行き届いた遊歩道なのである。唐沢山が近付くと次第に勾配を増してくるが遊歩道は九十九となり勾配を吸収し山頂西側の鞍部で稜線となった。ここからは折り返すように稜線を行くと山頂となる。三角点標柱と3枚の山板が並んで下がっていた。ここまで約2時間。
上ノ山(1048m、猿ヶ京)へはそのまま往路を戻り、猿ヶ京2.5kmの標柱を分岐すれば道なりに山頂となる。唐沢山を下り始めると、キノコ採りかと思える数人の声が聞こえ出した。何やら時々奇声も混じっている。気味悪くなりこっちも大声を何度か発する。ほどなくすると三国峠側から4台のマウンテンバイクがやってきて、あっという間にすり抜けて行った。良いなぁー、こちとら歩きだよと心の中でつぶやくw 猿ヶ京への分岐で上ノ山方向へ進むと一度勾配を下げ、再び緩い登りとなる。さらに向きを山頂方向にとると急勾配の登りが待ったいた。右手の薮の中にはバイクを抱え右往左往する4人組が見える。多分余りの急勾配に他の道を探したのだろう、僕を見つけ彼らは後を追うようにバイクを押し上げてきた。三角点標柱の2枚の山板が下がっていた。唐沢山から48分。この後は9号・10号鉄塔を目指し南側の尾根筋を下り、巡視路に復帰し登山口に戻った。上ノ山から37分。
11 124       上ノ山 1048 猿ヶ京 みなかみ町 7N2XYS 430 FM  
1.P1640にはこの山標柱のみ
2.スキー場、キャンプ場の山
3.藤原ダム湖の西の山
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No. 山ラン 登山日 曜日 山名 標高 地図名 移動地 交信局 周波数 型式 名山関係 コメント
1 107 8月  19日 尼ヶ禿山 1466 藤原湖 沼田市 8J1A 430 FM   尼ヶ禿山(1466m、藤原湖)は玉原高原の西に位置する。スタートはセンターハウスからで車両通行止めの車道を抜け、東大研修センターを過ぎると登山道となる。ブナ林の緩やかな斜面を抜けるとほどななく鉄塔となり、その先は軽快な尾根筋となる。左側の視界が開けると山頂となる。三角点峰は生憎霧の中で視界はほとんどなかった。往復2時間。
2 108       迦葉山 1322 藤原湖 沼田市 JH0EHQ 430 FM ぐんま百 迦葉山(1322m、藤原湖)はぐんま百名山の一つであり、弥勒寺が登山口となる。階段を上がると拝殿となり、その左手の中雀門を抜けると登山道が始まる。急斜面を九十九に行くと尾根筋となり勾配を増すと前方に大岩が見えてきて奥の院となる。大岩には中央に裂け目があり鎖が下がっていた。これが胎内潜りのようだが、先を急ぐので左から巻き上げて大岩をクリアした。この後も急な登りは続き、やっとのことで御嶽山大神石碑となると勾配は緩み、ほどなくして山頂となった。往復1時間43分。
3 109       大戸屋山 941 後閑 沼田市 7K3AOH 430 FM   大戸屋山(941m、後閑)は迦葉山への参道口近くで分岐する大戸屋林道を行くとトンネルとなった。地形図を見ると南東尾根筋がトンネルの手前150m位の位置に続いているのでここから取り付くことにした。灌木を手掛かりに斜面を上がり尾根筋を這い上がるように登るとP842となる。ここからは緩やかな尾根歩きとなり軽いアップダウンを2,3回繰り返しながら高度を上げて行く。やや勾配を増すと山頂南東部の肩となる。あとは尾根筋をそのまま行けば山頂となった。三等三角点と山名板が下がっていたが雑木に囲まれて視界はほとんどない。往復1時間7分。
4 110       高王山 766 後閑 沼田市 7K4NXB 430 FM   高王山(766m、後閑)の北側から林道高王山線が山頂近くまで伸びている。林道終点は展望スペースとなっていて北には高王山登山口、南には戸神山登山口の案内標柱が建っている。登山道は急勾配を避け左側を緩やかに上がり、しばらくして右へ折り返すと尾根筋となる。あとは少しばかり尾根筋を上がるとテレビのアンテナ設備の建つ山頂となった。アンテナの傍らには高王山城跡の案内板が建っていた。往復24分。
戸神山(772m、後閑)へは林道終点から南側へ伸びる登山道を行くが、緩やかなアップダウンで徐々に高度を稼いでいく。最後の登りとなると岩混じりの狭い尾根筋となり、左右に展望が開けてくる。そして登りついた山頂からは360度の大パノラマが広がっていた。北西には三峰山、北には迦葉山〜武尊山、南東には赤城山、南西には子持山、浅間山が、眼下には沼田市街地がジオラマのように見える。往復46分。
5 111       戸神山 772 後閑 沼田市 JE1ETX 430 FM ぐんま百
6 112   30日 西山 1898 至仏山 片品村 7K4NXB 430 FM   西山(1896m、至仏山)は至仏山と武尊山を繋ぐ尾根筋にあるが、冬期に岩鞍スキー場側から登るのが一般的である。今回は県道63号線(奥利根ゆけむり街道)の坤六峠から取り付いた。テープはところどこにあるものの尾根筋は広く、各自が薮の薄いところを選ぶようで明らかな踏み跡はない。100m程高度を上げると尾根筋は狭くなり踏み跡がはっきりしてくるが、腰丈から背丈を越える笹薮の連続となる。P1779で南方向に進路を変えるとしばらくは下り勾配となるが、薮の状態は変わらず僅かにある獣道を拾うように進んだ。ここで突然前方から、ドン、ザ・ザ・ザァーという音が近付き離れて行った。姿は確認できなかったが、クマが木から飛び降り笹の中を自分の前を横切るように走り去ったのだと確信し、足早にその場を通り過ぎた。しばらく密藪が続いたが、P1838を過ぎ辺りからは腰丈以下となり少しは歩きやすくなり、ほどなく山頂となった。山頂は笹原の中で高い位置にテープが数本確認出来たが、山名板は見当たらなかった。三角点標柱も見つけられず、赤いポールが2本あったのでこの位置を山頂とした。東側には日光白根山〜錫ヶ岳、皇海山の展望が広がっていた。坤六峠から2時間28分。
牛首山(1638m、鎌田)は奥利根水源の森から田代湿原を通り武尊山に続く武尊山自然観察遊歩道から少し外れたところにあり、ここもほぼ残雪期の記録しかない山である。西山から田代湿原を目指し最初のうちは尾根筋を外さぬように下ったが、醜い笹と灌木の薮が続いた。地形図を見ると田代湿原から武尊牧場スキー場へ続く破線があり、この破線へ向かい途中から尾根筋を離れ最短で薮を突っ切った。地形図上の破線はしっかりした遊歩道で、少しばかり北へ進むと花咲湿原となりそのまま湿原を回り込むように行くと田代湿原となった。ここからは武尊山への案内に従い牛首山への取り付き地点を探りながら行くが、背丈を越える笹薮が続きとても入り込めない。尾根筋にはそれらしきテープや踏み跡もあるかもと期待を抱きながら進んだがそれらは皆無で、意を決して薮に突入した。尾根筋は広く灌木とネマガリタケの密薮で方向が定まらず右往左往の連続となりやっとのことでテプラ板のある山頂に着いた。三角点峰ではあるが明らかなピークの無い笹原なので、GPSを使い標石を探すが見つからなかった。戻りは遊歩道への最短を狙ったが、密薮のトラバースがきつく傾斜に引っ張られがちとなり下降気味にルートをとってしまう。おかげで5本の沢を越えたりと、取り付きから3時間に及ぶ藪との格闘となった。この後は遊歩道から水源の森管理道、県道63号と歩き続け、やっとのことで坤六峠に戻った。総走行距離:20.28km、所要時間:10時間53分。
7 113       牛首山 1638 鎌田 みなかみ町 7N2XYS 430 FM  
1.尼ヶ禿山
2.ぐんま百名山の一座
3.馴染みの山板
4.ここも馴染みのテプラ板
5.これも馴染みの板です
6.西山には山名板は見つからなかった
7.唯一の人工物はこのテプラ板だけ
8.
No. 山ラン 登山日 曜日 山名 標高 地図名 移動地 交信局 周波数 型式 名山関係 コメント
1 102  7月 12日 座禅山 2317 男体山 片品村 7K4NXB 430 FM   座禅山(2337m、男体山)は白根山の北側にある小さなピークで、山ランが未達成なので2度目の山行となる。1000円を払いロープウェーに乗り込むと10分足らずで標高2000mの天空の足湯となる。二荒山神社の前を行くと登山道となり緩やかに高度上げると七色平の分岐となり左に進む。避難小屋を過ぎるとほどなく分岐となり今度は右へ進むと急勾配の登りが始まる。相変わらず息が上がって休み休みの登りとなるが、どうにか白根山の北側の鞍部となる。ここからは一登りで座禅山と表記された標柱となるが、どうみても2317Pはまだ先である。そのままピークを目指し尾根筋を上がるとシャクナゲ薮の先にすかいさんの山名板を見つけた。雲の中で遠望は利かないが眼下に青みがかった弥陀ヶ池が見えた。
螢塚山(1885m、丸沼)は丸沼高原スキー場の中の三角点峰で、国道119号線からもゲレンデ上のピークとして確認することができる。と言うことでルートはゲレンデを利用することになる。ロックガーデンからの取り付きが分からず係員に聞くと、防獣柵を開けてゲレンデ内へ入ると教えられた。あとはひたすらゲレンデを下ると、ピークまで200mを切ったところに案内標柱が建っていた。予想に反ししっかりと登山道が整備されており、急勾配のところは伐採木を利用した木段が築かれていた。山頂はビューポイントとなっていたが、生憎の空模様で展望は無かった。その後はゲレンデを下り、4時間35分で周回した。
2 103       螢塚山 1885 丸沼 片品村 7N2XYS 430 FM  
3 104   19日 石尊山 752 後閑 みなかみ町 7K4NXB 430 FM   石尊山(752m、後閑)は三峰山の西にあり、いくつかある同名の山と区別するため月夜野石尊山と呼ばれている。関越道を越えると登山口のある穴切地区となる。八束脛洞窟遺跡の標柱の横を入ると直ぐに畑地となり踏み跡が乏しくなる。前方には石塔と鳥居が見え畑を突っ切り鳥居を潜った。あとは踏み跡を行くと右からの道と合流すると急な石段となり、上部の岩穴には八束脛神社がある。社の上で稜線に出ると、あとは丹念に踏み跡を追うと石祠のと4等三角点のある山頂となった。一時間余りで往復した。
4 105       追母峰 949 後閑 沼田市 7N2XYS 430 FM   追母峰(949m、後閑)と吹返峰は三峰山の長い尾根筋にある2つのピークであるが、追母峰は三角点峰で、吹返峰は沼田市のホームページでは1015Pの場所である。駐車場から車道を行くとパラグライダー離陸場へ続くレールウェイ乗り場となる。ここで登山道となりほどなく河内神社となった。直ぐにパラグライダー離陸場となり、しばらく行くと追母峰となった。
吹返峰(1015m、後閑)へはそのまま登山道を行き、三峰沼への分岐を過ぎると左手に小さなピークが見えてくる。ピーク東側で登山道を離れ最短距離で吹返峰を目指した。登り上げた先には山頂を示す表示物は見当たらなかった。そのまま尾根筋を南に進み、途中から東進して登山道に復帰した。
5 106       吹返峰 1015 後閑 沼田市 JA1LZV 430 FM  
1.ここにも在りました^^
2.しっかりした山名標柱でした
3.石祠と4等三角点のある山頂
4.3等三角点のみの追母峰
5.何にもない吹返峰
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