No. |
山ラン |
登山日 |
曜日 |
山名 |
標高 |
地図名 |
移動地 |
交信局 |
周波数 |
型式 |
名山関係 |
コメント |
1 |
232 |
12月 |
1日 |
木 |
矢ヶ崎山 |
1184 |
南軽井沢 |
安中市 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
矢ヶ崎山(1184m、南軽井沢)は県境の山で碓氷峠から県境沿いに辿ることにした。鉄塔巡視路が登山道となっているようで迷うことはない。鉄塔をいくつか過ぎると右手はスキー場のゲレンデとなる。霧氷で真っ白になった木立の中を長野県側から巻き上げるとほどなく山頂となった。登り36分、下り25分。 |
2 |
233 |
|
|
|
一ノ字山 |
1336 |
軽井沢 |
安中市 |
JF1SHZ |
430 |
FM |
|
一ノ字山(1336m、軽井沢)は旧中山道の県境にある熊野神社の北方にある。県境峠近くにクルマを停め旧中山道を群馬側に行くと登山口となる。緩やかな斜面をしばらく行くと一ノ字山△の案内板となるがピークが見当たらない。地形図を見ると三角点峰なのでGPSを使い探索すると、登山道から西側に少しずれた所に三角点標柱を見つけた。山名表示はなかった。登山口から23分。
留夫山(1591m、軽井沢)は一ノ字山の北にあり、鼻曲山へ続く県境尾根筋の途中にある。1419Pに一ノ字山の山名板が下がっていたが、三角点峰であることや標高からすると間違っている。緩やかなアップダウンがしばらく続くが留夫山が近付くと勾配は増してくる。だらだらと続いて山頂が遠い。それでも標高が1500mを越えると雲の上となり木立の間からは山並が見えてくる。登りついた留夫山は一等三角点と山名板が下がっていたが、残念ながら雑木の中で殆んど視界はない。登山口から1時間20分。登山口まで1時間。
子持山(1110m、軽井沢)は旧中山道が山頂近くを通過している。一ノ字山・留夫山の登山口の反対側に旧中山道の案内標柱が建っていた。霧積温泉方向へ行く林道を辿るルートもあるが、下り勾配と言うこともあり旧中山道を歩くことにした。良く踏まれた掘り状の山道は地形図の破線から外れるところもあるが、往時を忍ばせる旧跡の案内板等もありのんびりと歩ける。人馬施行所跡を過ぎると緩やかな登り勾配となる。ほどなく林道を横切り尾根筋に乗ると直ぐに、平坦地に木の根とともに突き出た小ピークが山頂で山名板が下がっていた。戻りは林道を辿った。登り下りともに31分。 |
3 |
234 |
|
|
|
留夫山 |
1591 |
軽井沢 |
安中市 |
JK1EDT |
430 |
FM |
|
4 |
235 |
|
|
|
子持山 |
1110 |
軽井沢 |
安中市 |
JA8BRD |
430 |
FM |
|
5 |
236 |
|
|
|
神成山 |
321 |
下仁田 |
安中市 |
7N2XYS |
430 |
FM |
|
神成山(321m、下仁田)は富岡市にあり、上信越道・下仁田ICに近いので寄り道して行くことにした。取り付きは宮崎公園からの縦走コースもあるようだが、ピーク北側に入り込む農道からとした。畑の間を行く農道はとても狭く、途中にクルマを置き歩きだした。直ぐに分岐となり迷ったがピーク方向の右手に行くことにした。選択は正解で棚田の縁から竹藪を抜けると植林地となった。ほどなくスギの木の間にしめ縄の下がる分岐となり急な登りとなる。勾配はきついが踏み跡はしっかりしており、ひと登りで山頂となった。三角点と石祠、いくつかの案内板の建つ賑やかな山頂で、南側に開けた展望スペースとなっていた。往復25分。 |
6 |
237 |
|
8日 |
木 |
金山 |
1602 |
軽井沢 |
安中市 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
金山(1602m、軽井沢)は鼻曲山の南側にある県境尾根のピークである。軽井沢から浅間山方向に向かう白糸ハイランドウエイから入る長倉山支線林道を東進すると、林道は留夫山と金山のコルとなる県境尾根間近まで伸びていた。コルから県境尾根筋の踏み跡を緩やかな勾配で上がると小ピークとなる。ここで初めて鼻曲山の手前に重なるようにある金山が見えてきた。一度コルまで下げ登り返すと金山となった。山頂には表示は一切見当たらなかった。県境コルから往復40分。 |
7 |
238 |
|
|
|
霧積山 |
1108 |
軽井沢 |
安中市 |
7N2XYS |
430 |
FM |
|
霧積山(1108m、軽井沢)は坂本宿から霧積温泉へ向かう途中にある霧積川上流ダムの石碑近くの尾根筋に取り付こうと考えた。地形図には出ていないが長野新幹線の高架橋の先のクランクを過ぎたところに大丸山方向に向かう林道が分岐している。ちょうどその位置に薄い踏み跡が尾根筋に向かっていた。しばらくはイバラ薮が続くがそれも稜線となると無くなり、その分勾配がきつくなってくる。尾根筋には岩場の切れ込みなどもあり結構難渋するがどうにか這い上がるように登った。頭上に緩やかな尾根筋が見えるようになると突然目の前を岩壁で塞がれた。高さ5,6m位だがとても登るのは無理で、左側を遠巻きに巻き上げ最後はツツジ等の灌木を手掛かりに攀じ登り尾根筋に出た。ここからは様相は一変し緩やかな尾根歩きとなり、所々には膝丈ほどの笹原になったりもする。それよりもビビったのは熊の糞で3ヶ所で目にした。「クマさん来るなよぉー―」とブツブツ言いながら歩いたw 登りついたピークは雑木の中で視界はほとんどなく、頭を少しだけ出した三角点標柱と山名板が下がっていた。下りは往路を辿ったが、枝尾根が多くGPSとニラメッコしながらの下山となった。登り62分、下り44分。 |
8 |
239 |
|
|
|
ハックリ山 |
1055 |
軽井沢 |
安中市 |
JG1JVA |
430 |
FM |
|
ハックリ山(1055m、軽井沢)は霧積山の北側に位置し、ピーク北西部にある堰堤の所から取り付いた。まず右側の堰堤を越え、沢筋を詰め源頭部近くから右岸斜面の踏み跡を追い枝尾根に乗った。尾根筋から北側コルを目指し笹薮を上がった。北側尾根筋には踏み跡が続いてはいるが、結構な痩せ尾根で登るほどに岩稜となってくる。小さな岩を右から巻くと岩稜のピークとなった。山頂にはフィーダー線のマーキングあるだけだった。往復37分。 |
9 |
240 |
|
|
|
大丸山 |
1031 |
軽井沢 |
安中市 |
JF1SHZ |
430 |
FM |
|
大丸山(1031m、軽井沢)はハックリ山の南西部にあるが、霧積川上流ダムの手前から分岐する林道を辿れば山頂近くまで行ける。名前の通りお椀を伏せたような形をした雑木山で僅か5分でピークとなった。登頂日を記した2つのテープが立木に巻かれているだけで他には何もない山頂だった。往復10分。 |
10 |
241 |
|
15日 |
木 |
笹塒山 |
1402 |
浅間隠山 |
高崎市 |
JF1LIR |
430 |
FM |
|
笹塒山(1402m、浅間隠山)は浅間隠山の東側にあり、その尾根筋には竜ヶ倉がある。ということでこの両峰は滑川林道を使い登ることにした。滑川林道の起点にあるゲートは開いておりバイクで林道を進んだ。ところが二つ目の分岐で林道は崩落しバイクでも進めず歩きだした。分岐の崩落箇所から先に大した傷みもない林道を行くと、1068Pのある尾根筋の少し南側で乗越えとなり枝尾根に取り付いた。尾根筋の踏み跡を行くと次第に勾配は増し、左からの尾根筋と合わさる急傾斜地では九十九折りとなり踏み跡は続いていた。あとは南西尾根筋を丹念に辿り山頂となった。山頂にはいくつかのテープが下がるだけで山名表示は見当たらなかった。次に行く竜ヶ倉が近くに見えるので、縦走も頭をよぎったが稜線上にある大岩が難関であることとバイクの回収を考えピストンした。(日本山名事典によれば1402Pの位置が笹塒山ピークであり登頂としたが、西470m地点に石祠や山名板の下がるピークがあるらしい) 林道分岐から1時間14分、戻りは52分。 |
11 |
242 |
|
|
|
竜ヶ倉 |
1411 |
浅間隠山 |
高崎市 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
竜ヶ倉(1411m、浅間隠山)へはヒカリゴケ洞穴への登り口にバイクをデポし歩きだした。しばらくは沢沿いに進み、二ヶ所で渡渉し尾根筋を乗越え行くと25分でヒカリゴケ洞穴となる。鉄柵の中の洞窟は落ち葉で塞がれ、隙間は30cm程度しかなく中を覗き見るすべもなかった。この先の踏み跡は谷間を離れ尾根筋へ上がっていくが、次第に勾配を増し大きな九十九折りとなる。ここで下山中のパーティーと出合い30分近く立ち話をした。栃木百名山のうち大佐飛山と黒岩山がネックらしく経験から情報提供をさせてもらった。この後は遅れを取り戻すべく一気に登り上げ、稜線上から冠雪した笹尾根を上がり雑木の中の山頂となった。石祠とその傍らに木製の山名板が横たわっていた。戻りは九十九折りを真っ直ぐ下りるなど急ぎ足で下った。登り1時間45分(途中30分近くの立ち話を含む)、下り40分。 |
12 |
243 |
|
|
|
岩淵山 |
1528 |
浅間隠山 |
高崎市 |
JF1SHZ |
430 |
FM |
|
岩淵山(1528m、浅間隠山)は浅間隠山への登山道から少しばかり行った所にあるピークだが、極めてマイナーな山のようであった。浅間隠山へ向かう尾根筋の分岐で反対方向へ行こうとするが、背丈を越える笹薮で明らかな踏み跡はない。仕方なく踏み込むと薄っすらと獣道らしい踏み跡となった。両手で掻き分け100m程進むと笹薮は途切れ、緩い勾配の雪原となった。あとは一気にピークを目指し駆け上がった。山頂には2,3のテープがあるだけで山名板は見当たらなかった。往復48分。 |
13 |
244 |
|
|
|
高倉山 |
1320 |
浅間隠山 |
高崎市 |
7N2XYS |
430 |
FM |
|
高倉山(1320m、浅間隠山)は山腹にわらび平森林公園キャンプ場があり簡単に山頂を踏める。キャンプ場横の登山案内に従い東側の尾根筋を行くと、木段で整備された登山道となりあっという間に山頂となった。山頂には山名標柱とベンチがあり、浅間隠山の好展望が広がっていた。往復38分。 |
14 |
245 |
|
18日 |
日 |
角落山 |
1393 |
浅間隠山 |
高崎市 |
7L3VNX |
430 |
FM |
ぐんま百 |
角落山(1393m、浅間隠山)はぐんま百名山の一つで赤沢川に沿って伸びる林道を行くと登山口(女坂)となった。ちなみに林道は荒れている上に雪道でオフロード車でないと無理だろう。林道終点には登山口の案内板があり、堰堤を越えると沢のゴーロ歩きとなるが黄色のペンキマークやテープが下がり迷うことはない。ルートは剣の峰の北東斜面を巻きコルへ向かうが、気の抜けないトラバース路が続いた。コルへ出るとやっと日向となり日差しが暖かいが、稜線へ出た分風は強くかえって寒い。「←角落山0.4km、0.5km剣の峰→」の案内標柱に従い角落山へ向かう。緩やかな稜線歩きで始まるが、直ぐに急登となり少しばかりの岩稜を上がると西の肩となる。再び緩い尾根を少し行き急勾配を一登りすると山頂だった。小さな社と山名標柱の建つ山頂からの眺めは抜群で、特に北に広がる浅間隠山〜浅間山は見事だった。コルまで31分、コルから角落山往復41分。
剣の峰(1430m、軽井沢)へはコルへ戻り、いきなりの急勾配を登ることになった。地形図上のゲジゲジマークを南側に巻き上げるように登るのだが、雪と落ち葉で滑りやすく気を使う登りとなった。数ヶ所のクサリ場やロープの下がる急勾配を登り切ると石塔の建つ東峰となる。広い尾根筋を少しばかり下げ、登り返すと剣の峰山頂となった。三角点標柱と下半分が掛けた山名標柱が建っていた。霧積温泉側から登られた単独者と遭遇しコルまで一緒に下り、角落山へ向かう登山者と別れ下山した。コルから剣の峰往復52分、コルから登山口まで17分。 |
15 |
246 |
|
|
|
剣の峰 |
1430 |
軽井沢 |
高崎市 |
7N2XYS |
430 |
FM |
|
16 |
247 |
|
|
|
雨坊主 |
1295 |
浅間隠山 |
高崎市 |
JQ1EQI |
430 |
FM |
|
雨坊主(1295m、浅間隠山)の東側まで伸びる林道が大峯の北側を抜けている。地形図を見ると営林署専用道路(三沢林道大日蔭支線)となっているのでバイクを用意したが、何のことはない林道終点まで入り込めた。終点には送電鉄塔が建ち、鉄塔巡視路の起点となっていた。緩やかな尾根筋を行くと主稜線へ続くカラマツ林の急登となる。ここを一気に駆け上り少しばかり尾根筋を行くと雨坊主山頂となった。石祠といくつかの山名板が下がっていたが、それらには雨ん坊主と記されていた。往復41分。 |
17 |
248 |
|
|
|
大峯 |
983 |
浅間隠山 |
高崎市 |
7K2RNZ |
430 |
FM |
|
大峯(983m、浅間隠山)は林道を戻りながら適当な取り付き地点を探すと、西側に大日蔭沢に架かる堰堤を見つけた。地形図を見ると堰堤の先の斜面が少し急勾配だが、尾根筋に上がれば等高線の間隔は広い。決まれば早い、堰堤を越え急斜面に取り付いた。50m程を灌木を手掛かりに上がればあとは緩やかな稜線が続いた。山頂には石祠と何枚かの山名板が下がっていた。往復28分。 |
18 |
249 |
|
22日 |
木 |
水ノ登山 |
2202 |
嬬恋田代 |
嬬恋村 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
水ノ登山(2202m、嬬恋田代)へは車坂峠に隣接するスキー場(アサマ2000)を通り抜けることになる。冬期中は閉鎖となる湯ノ丸高峰林道がゲレンデを横切っているので、営業の邪魔にならないように6時半に歩きだした。降雪機のあるゲレンデは十分な積雪だが、他は10cm程度の積雪でつぼ足で問題ない。ただ気温が低く、時折強い風が吹き付けて来るのでかなりの寒さだ。汗をかくと体が冷えるので極力ゆっくり歩くようにした。幸い高峰温泉からの県境尾根は勾配は緩やかなのできつくはないが、ゴーロの部分が長く歩き難い。また天候もすっきりせず終始ガスに覆われて50m程度の視界しかない。というわけで気がつくと目の前に水ノ登山の山名標柱が立っていた。車坂峠から1時間23分。
東篭ノ登山(2227m、車坂峠)はぐんま百名山の一つである。水ノ登山からは稜線北側を60m近く下げ、鞍部から登り返すことになるのだが勾配的にはさほどきつくなかった。ただ中途半端な積雪量なので、凍結した石の表面や雪に足を取られることが多かった。さらに稜線上となると強烈な風が吹き付け、登り付いた東篭ノ登山では立っていることもままならず早々に次に向かった。水ノ登山から52分。
西篭ノ登山(2212m、嬬恋田代)は東篭ノ登山から目と鼻の先にあるピークで、石がゴロゴロ転がる稜線上を5,60m登り返せば山頂となる。岩稜のピークからはガスの切れ間に地蔵峠越しに湯ノ丸山がうっすらと見えた。東篭ノ登山から32分。
高峯山(2106m、車坂峠)は高峰温泉の南側にある長野県側のピークである。西篭ノ登山から東篭ノ登山へ戻り、池ノ平近くから林道を辿り、高峰温泉から登山道に取り付き高峯山目指すことにした。コース的には踏み跡がしっかりあるので迷うところもなく、平坦な山頂稜線の南の肩となる山頂に着いた。岩稜の上に小さな社のあるピークで、浅間山方向や小諸市内に開けているようだったが生憎の天候で十分な展望は得られなかった。西篭ノ登山から2時間30分。
下山はゲレンデの山際を車坂峠に向かって降りた。高峯山から35分。6時間25分で周回。 |
19 |
250 |
|
|
|
東篭ノ登山 |
2227 |
車坂峠 |
嬬恋村 |
7N2XYS |
430 |
FM |
ぐんま百 |
20 |
251 |
|
|
|
西篭ノ登山 |
2212 |
嬬恋田代 |
嬬恋村 |
JF1LIR |
430 |
FM |
|
21 |
252 |
|
|
|
高峯山 |
2106 |
車坂峠 |
小諸市 |
JF1SHZ |
430 |
FM |
|
22 |
253 |
|
30日 |
金 |
高戸谷山 |
739 |
三ノ倉 |
安中市 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
高戸谷山(739m、三ノ倉)へは県道33号から小根山林道を行くと橋の手前で分岐となり右に入った。すると直ぐにチェーン―ゲートとなり手前の余地にクルマを停めた。チェーンを跨ぎ林道をのんびり歩くと右手に折れる場所となり、良く見ると高みに石碑がある。林道は少し荒れだしてきたがクルマが十分走れそうな状況で稜線に向かっていた。分岐を右にとり少し下げると稜線上の作業道となる。なんとこの作業道は稜線上に続き気がつくと山頂となっていた。三角点標石と御嶽神社の石塔が建っていた。下山は同じ林道を辿るのも芸は無く、山頂西側のピークからの尾根筋を下った。登り55分、下り40分。 |
23 |
254 |
|
|
|
茶臼山 |
596 |
三ノ倉 |
安中市 |
JI1JYA |
430 |
FM |
|
茶臼山(596m、三ノ倉)へは南側を東西に走る県道を行くと丁度ピークの真南に茶臼山登山口の案内板を見つけた。車道余地にクルマを置き橋を渡ると尾根筋に上がる踏み跡があった。笹薮に取り付くとスギの植林地の急登となりほどなく尾根筋となった。勾配は少し緩むが落ち葉で歩き難い登りが続き、石祠を過ぎると最後の急勾配となった。途中明らかに人の手の入った平坦なところを通過し最後にひと上りすると山頂となった。山頂には平坦地で山名表示とともに秋間史跡保存会の建てた案内板があった。案内板にはこの地にかつて山城があっことが記されていた。往復45分。 |
24 |
255 |
|
|
|
御殿山 |
405 |
三ノ倉 |
安中市 |
JF1UKO |
430 |
FM |
|
御殿山(400m、三ノ倉)は長野新幹線の安中榛名駅の北東に位置する山で元助遺跡(赤穂四十七士石像)が山腹の石窟にある。この遺跡の後方から稜線上に上がりひと登りすると山頂となった。雑木に囲まれた山頂には2枚の山名板が下がっていた。下山は周回するように遊歩道に下りた。25分で周回。 |
25 |
256 |
|
|
|
石尊山 |
571 |
三ノ倉 |
安中市 |
7N2XYS |
430 |
FM |
ぐんま百 |
石尊山(571m、三ノ倉)は安中市と高崎市の市境にあり、取り付き口は稜線上の風戸峠からとした。法面のブロックを上がると直ぐに稜線上の踏み跡となる。緩やかなアップダウンを行き、やや勾配を増すと祠が沢山並ぶ山頂となった。南側が切り開かれ安中の市街地が眼下に広がっていた。往復25分。 |
26 |
257 |
|
|
|
湯殿山 |
370 |
三ノ倉 |
高崎市 |
JF1TVE |
430 |
FM |
|
湯殿山(370m、三ノ倉)へは国道406号湯殿山トンネルの旧道を入り、尾根筋から薮中の踏み跡に入った。途中廃林道を越えると軽い登り勾配となって小さなピークに登り付いた。小さな標柱が2つと山名板が下がっていた。往復20分。 |
27 |
258 |
|
|
|
御岳山 |
400 |
下室田 |
高崎市 |
JF1SHZ |
430 |
FM |
|
御岳山(400m、下室田)へは北東側のシイタケ栽培地の余地にクルマを停め歩きだした。シイタケのホダ木が並ぶ中を過ぎるとスギ山となり急勾配を上がると車道となった。なんとクルマで来れるみたいだw 直ぐに東屋となりひと登りすると石塔の並ぶ山頂となった。小里公園の一角が山頂のようだ。往復20分。 |
28 |
259 |
|
|
|
浅間山 |
352 |
下室田 |
高崎市 |
JF1LIR |
430 |
FM |
|
浅間山(352m、下室田)の山頂には浅間神社があり直下まで車道が伸びていた。駐車場から鳥居を抜けると120段近くの石段が続き山頂の社となった。社の傍らにはすかいさんの山名板が下がっていた。往復10分。 |
29 |
260 |
|
|
|
天神山 |
318 |
下室田 |
安中市 |
JA1LZV |
430 |
FM |
|
天神山(318m、下室田)はパラグライダーの離陸場となっており車道が山頂まで伸びている。梨畑の間の細い道路を上がると車道は倒木で塞がれていた。倒木の前でクルマを下り車道行くと直ぐに参道入口の案内標柱がある。参道といってもほとんど薮化した急登でかなり歩きづらい。ほどなく登り付いた山頂には東屋と石塔があり山名板が下がっていた。往復15分。 |
No. |
山ラン |
登山日 |
曜日 |
山名 |
標高 |
地図名 |
移動地 |
交信局 |
周波数 |
型式 |
名山関係 |
コメント |
1 |
217 |
11月 |
10日 |
木 |
大黒岩 |
860 |
南軽井沢 |
安中市 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
大黒岩(860m、南軽井沢)へは正八幡大神の鳥居をくぐり小橋を渡ると、右手奥にもう一つ鳥居が見えてくる。参道とは言い難い荒れ地を行くと長い石段となる。190段を上がると神社本殿となり裏手から植林地に入る。テープ類は皆無で、東側に向かう薄い踏み跡を適当に行くと廃林道となる。しばらくそのまま行くと斜面上方は岩壁となってくる。とても取り付けそうにないので北側へ向かう踏み跡を追った。この踏み跡(トラバース路)から北西尾根に乗って再びピークに向かった。快適な尾根筋歩きはほどなくザレた岩壁の斜面となり、その先に大黒岩が見えてきた。取り付き地点を探り右往左往しつつ、尾根筋までのルートに目安をつけると覚悟を決め踏み出した。手掛かりとなる灌木も少なく、落ち葉に覆われたホールドを一手一足確実に確保しながら攀じ登った。へまをすれば2,30mは滑り落ちることになるので必死である。やっとのことで山頂尾根筋となり、大黒岩の周りを探るとどこもかしこも垂直からオーバーハングで到底登れない。ピークから少しばかり東に行くと好展望の高点がある。ここを最高到達点として次の大烏帽子に向かうことにした。登り55分。
大烏帽子(1072m、南軽井沢)は大黒岩の東側に位置し地形図では尾根続きのように見えるが、好展望の高点の直後に断崖となり進むことは出来ない。そこでルートを探るように大烏帽子への尾根の通りを見ると、大黒岩の南側から派生する尾根筋が大烏帽子に向かっており、見た目には岩稜もなく辿れそうに思えた。そこで登り来た西側の尾根筋を下ろうとしたが、西〜南側にかけて高さ10m程の垂壁帯となり落下点が見つからない。この時点でロープでの懸垂下降も覚悟したが、東側に岩壁の切れ目があり20m余りをトラバースしどうにか植林地に着地した。急勾配の植林地を一気に下ると沢筋となり、沢に沿う踏み跡を大烏帽子に向かった。しばらく行くと踏み跡は涸沢となりその先の炭焼き釜跡近くから尾根が派生していた。躊躇することなく急斜面に取り付くと次第にしっかりした尾根筋となり、左手には今しがた登ってきたばかりの大黒岩が姿を現した。概して尾根筋は狭く勾配はきつい。時には50m近くも切れ落ちた痩せ尾根や、ちょっとした岩場も通過するなど気の抜けないルートではあったが、常に灌木類はあるのでそれほどの高度感はない。ただし小さな枝尾根が多いので下りの方が厄介かもしれない。小烏帽子への分岐を過ぎ一登りで大烏帽子となった。山頂にはテープが下がるだけで山名を示すものはなく、残置テープに山名を刻み谷急山に向かった。大黒岩から1時間31分。
谷急山(1162m、南軽井沢)は妙義山系の最高峰であり三方境からのルートが一般的である。大烏帽子からは尾根筋がはっきりしているので迷うことはないが、やっぱり所々で痩せ尾根や岩稜となる。アップダウンもそれ程でなくゆっくり歩けば危険な箇所はない。ただし三方境からのコースと合流する手前の岩稜は西側のトラバース路を歩いたが落ち葉で滑りステップを確保するのに苦労した。正規ルートと合流すると途端に踏み跡は明瞭となり、小さなピークを2つ過ぎると待望の谷急山となった。360度の展望は素晴らしく、登り来た大烏帽子だけではなく、妙義山系が一望が出来る。大烏帽子から58分。
小烏帽子(1030m、南軽井沢)は大烏帽子のほぼ南に位置する小さなピークで、大烏帽子から西側尾根筋を少し下った小ピークから南側に派生する枝尾根の先にある。この間も左程高低差もなく、小さなピークは鹿の巻き道を辿り30分でピストン出来た。小烏帽子はピークと思われる位置から少しばかり西にも行ったが山名表示は一切なく、枯木の幹に山名を刻み写真を撮った。下りは往路を丹念に辿ることになるが、地形図では見えない枝尾根が多く慎重に下った。沢まで来ると再び踏み跡は明瞭となり、見覚えのある廃林道に合流し神社裏手から石段を下りクルマに戻った。大烏帽子から30分でピストン、大烏帽子からの下山は1時間10分。休憩も入れて6時間30分で周回した。 |
2 |
218 |
|
|
|
大烏帽子 |
1072 |
南軽井沢 |
安中市 |
JF1SHZ |
430 |
FM |
|
3 |
219 |
|
|
|
谷急山 |
1162 |
南軽井沢 |
安中市 |
7N2XYS |
430 |
FM |
|
4 |
220 |
|
|
|
小烏帽子 |
1030 |
南軽井沢 |
安中市 |
JF1LIR |
430 |
FM |
|
5 |
221 |
|
20日 |
日 |
稲村山 |
953 |
南軽井沢 |
安中市 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
稲村山(953m、南軽井沢)は上信越道の高岩トンネルの手前北側に見えるピラミダスな山で、登山口は北西部の赤坂地区にある。林道経由の登山道なのだがゲートで閉ざされているためゲート手前にクルマを置き歩きだした。5分ほどで林道から植林地の中の登山道となり緩やかに勾配を上げる。12,3分で南西尾根のコルとなり方向を変えると勾配は次第に増してくる。尾根筋は歩きやすいが、生憎ガスの中でひたすら登るだけだった。少しばかりの岩場を過ぎると三等三角点と石祠のある山頂となった。時折ガスの切れ間から高岩方面が望めるだけだった。往復60分。 |
6 |
222 |
|
|
|
中尾山 |
980 |
軽井沢 |
安中市 |
JF1TVE |
430 |
FM |
|
中尾山(980m、軽井沢)は稲村山の北側に位置しているので、碓氷バイパスから分岐する久保沢林道を利用することにした。鉱業所跡を過ぎると林道は北へ方向を変え、しばらく行くと砂利道となる。路面は雨水で掘られ大きなギャップが何ヶ所かであったがオフロード仕様なので問題ない。前方に堰堤が見えて来るとその手前で林道は終点となり、いよいよ歩きとなる。薄い踏み跡は両側にある堰堤に挟まれた尾根筋に続いている。勾配は次第に増してくるが、お構いなしにスギの植林地を直登した。上方にコル越しに青空が見えだすと雑木林となるが、勾配は更に増し落ち葉で足元が滑りとても上がれない。仕方なく左へ少しトラバースし、大岩の下から巻き上げ植林地を直登し山頂尾根となった。ここからは尾根筋を西進するが、この間に5つの小ピークを越えることになる。所々に痩せ尾根もあり多少緊張するポイントもあったり、ちょっとした岩場もあるが特に難所はない。登りついた山頂は木立の中で大した展望もなく、山名板が一枚下がっているだけだった。登り58分、下り33分。 |
7 |
223 |
|
|
|
山急山 |
992 |
軽井沢 |
安中市 |
7K1CVP |
430 |
FM |
|
山急山(992m、軽井沢)は五輪岩を含む岩峰で見た目通り登り甲斐のある山だった。碓氷バイパスにクロスする上信越道の高架橋の下から山の南側に入る林道を詰めると鉄塔直下で行き止まりとなる。鉄塔の下を抜け尾根筋に取り付くと初めての案内標示が出て来る。植林地の中の尾根筋を上がり748Pまで来ると木立の間から五輪岩らしい岩峰が見えだしてくる。一度コルまで下げ登り返すといよいよ勾配は増してくる。750辺りで尾根筋を岩稜が塞ぐようになり、岩壁の基部を西に巻くように踏み跡は続いていた。ほどなく岩壁に挟まれた踏み跡となると勾配は更に増して急登となった。油断すると堆積した落ち葉に足元をすくわれそうで慎重な登りが続いた。やっとのことで尾根筋のコルに上がると、ここからは楽な尾根筋歩きとなる。岩稜なので狭いところもあるが灌木があるのでそれほどの恐怖感はなく山頂となった。三等三角点と山名板の下がる山頂からは、浅間山、榛名山、赤城山、妙義山と群馬の名峰が四方に見えるビューポイントであった。登り58分、下り48分。 |
8 |
224 |
|
|
|
浅間山 |
650 |
南軽井沢 |
安中市 |
JG1GYL |
430 |
FM |
|
浅間山(650m、南軽井沢)は上信越道・横川PA先の浅間山トンネルの通る山で、トンネル工事用?の車道から林道を辿ることにした。地形図を見ると北西尾根の等高線の間隔が一番広く、林道を辿ってコルに上がった。予想通り尾根筋はさほどの勾配はないが中程からは岩稜となり適当に巻き上げた。ピークも立派な岩稜で東側から灌木を手掛かりに上がった。残念ながら山頂にはそれを示すものは一切見当たらなかったが、南側には裏妙義の奇岩が広がっていた。往復40分。 |
9 |
225 |
|
|
|
刎石山 |
810 |
軽井沢 |
安中市 |
7N2XYS |
430 |
FM |
|
刎石山(810m、軽井沢)は旧中山道坂本宿の北側の山で、なんと旧中山道が山頂付近を抜けているのである。と言うことで、この山行は旧中山道を歩くことになるという思いがけない歴史探訪となった。スタート地点となる東屋を入ると掘り状の山道がしばらく続き、スギの植林地を抜けると瓦礫の道へと変わる。番所跡、馬頭観音などの石塔、風穴、覗、弘法の井戸、茶屋跡などを過ぎる度に、400年近く前に同じ道を行き来していた人たちは想いを馳せた。山頂近くには東屋があるが、何処がピークかはっりしない。歩きまわるとに西側のピークに前20と刻まれた図根柱があり、この辺りが一番の高みでもあった。往復60分。 |
10 |
226 |
|
23日 |
水 |
丁須の頭 |
1057 |
南軽井沢 |
安中市 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
丁須の頭(1057m、南軽井沢)は裏妙義のランドマーク的なピークでハンマーを立てたような形をしている。登山道には所々に案内板があり、踏み跡もしっかりしているので迷うことはない。しばらくは植林地を巻き上げるように歩くと鍵沢沿いとなる。第二不動の滝を過ぎた辺りから勾配が徐々に増してくる。この辺りからは右上方に西大星の切り立った岩峰が見え出してきた。勾配が増すと共に足元は岩場となり、短いクサリ場が連続するようになる。そして頭上にはハンマーが見えてきた。こうなるとクサリを両手で掴み一気にテラスまで駆け上がった。しかしその先のクサリには手は伸びなかった。こんなところで生死をかけてる意味が見出せないからだ。登山口から1時間49分。
赤岩(1100m、南軽井沢)へは20mのチムニー降下があり、最大の難所となっているがその後は緩やかな稜線歩きとなる。赤岩の東側基部まで来るとルートは南側をトラバースすることになるが、赤岩のピークに向かう踏み跡がある。勢い勇んで踏み跡を追うが、直ぐに急斜面となり踏み跡は消える。枝尾根と斜面が複雑に交差しているので、ただひたすら登れるところを見つけて這い上がった。やっとのことで西大星との稜線上となるが、極端な痩せ尾根で気が抜けない。小さな岩稜ピークを3つほど越えると最高点の赤岩となる。畳半畳ほどのスペースで余りにも凄い高度感で立つことは出来ない。素晴らしい眺望が広がっていたが、特に北側に見える浅間山は見事であった。丁須の頭から59分。赤岩の基部までの戻りでは2ヶ所でロープを垂らして下った。さらにルートを間違い東側に下ってしまい、50m程を登り返しやっとのことでトラバース路の基点に復帰した。
烏帽子岩(1117m、南軽井沢)は丁須の頭、赤岩と共に裏妙義を代表する奇岩峰である。赤岩からは南側の岩壁のトラバースの連続で、山手側のクサリを掴みながらの行程となる。やっと烏帽子岩の基部まで来るがとても登れるような代物ではない。南側から西側コル、更には北側に回りこみ基部を4分の3周したがとても自分の器量では登れそうなところがない。こんなところで死ぬわけにはいかないと登頂は断念した。赤岩登頂からすでに2時間を要してしまったことと、余りの高度感から来るストレスで極度のモチベーション低下となった。この後は三方境から国民宿舎に下り、妙義湖、横川と大周回でクルマに戻った。8時間50分も歩き続けてしまいバテバテです。 |
11 |
227 |
|
|
|
赤岩 |
1100 |
南軽井沢 |
安中市 |
JJ1XQU |
430 |
FM |
|
12 |
228 |
|
|
|
烏帽子岩 |
1117 |
南軽井沢 |
安中市 |
7N2XYS |
430 |
FM |
ピーク踏めず |
13 |
229 |
|
24日 |
木 |
産泰山 |
750 |
南軽井沢 |
安中市 |
JA1LUT |
430 |
FM |
|
産泰山(750m、南軽井沢)は裏妙義の東端のピークで横川駅側から見える断崖絶壁の上にある。登山口を入ると直ぐに鍵沢コースから分岐し御岳コースの登山口となる麻苧ノ滝へ向かうため山裾を迂回した。ほどなく東屋となり散策路を行くと道標は水の流れる滑岩へ導きいきなりのクサリ場から始まった。腕力任せに登り上げ左側の枝尾根となるがまだまだ急勾配は続く。尾根上に行き場を失うと斜面を巻くのだが、狭いトラバース路は落ち葉でさらに覆われて気が抜けない。突然踏み跡が薄くなると岩壁に×井上ショーコのペイントに遭遇し、ミスルートに気付き戻ってみると直上の岩壁からクサリが垂れている。ここも腕力で強引に攀じ登ると、勾配は少しばかり緩くなる。左手には眼下に鉄道文化村がまるでジオラマのように見えてきた。ここで横川駅から見える断崖絶壁の上に出たところでこの辺りがザンゲ岩か。ここからは左手の絶景を楽しみながら軽いアップダウンで産泰山となった。山頂と言うより断崖絶壁の上に張り出した見晴台といった場所でとても長いは出来ず早々に登山道に復帰した。登山口から1時間15分。
御岳(963m、南軽井沢)へはそのまま尾根伝いとなるが、産泰山の前後の僅かな区間だけで尾根幅が広がり紅葉を楽しむことが出来たが、ルートの大半は緊張の連続となった。急斜面のトラバース、ザレた谷間の登り、痩せ尾根、急勾配のクサリ場などが次々と現れ、ちょっとしたアスレチックジム状態なのだ。前方に行き場を失ない上を見上げるとクサリが垂れている。そんな繰り返しでどんな順番だったかは覚えていない。尾根筋に出ると北からの季節風が轟音とともに体を煽るので気が抜けない。やっとのことで石祠の立つ東峰まで来ると御岳本峰が目の前にあり一気に駆け上がった。三等三角点と御嶽神社の石塔が建つしっかりした山頂だったので、しばし足を伸ばし座り込んでしまった。産泰山から48分。
御殿(1000m、南軽井沢)は丁須の頭から南東に伸びる尾根の突端部のピークで、地形図で見ると高低差の少ない稜線伝いのように思えた。しかし御岳から見えるその稜線にはほぼ中央部に大きなキレットが存在していた。御岳から丁須の頭までも相変わらず緊張が続く稜線伝いでクサリ場のアップダウンもあったけど、それにもまして気掛かりなのは近付くほど大きさを増すキレットだ。丁須の頭が近付いてくると次第に歩きやすくなりほどなく丁須の頭直下の分岐となった。国民宿舎からの急勾配のクサリ場を20m位下げると大岩の下を巻き御殿へつづく稜線に乗った。尾根筋にはしっかりした踏み跡が続いていたがマーキングのだグイは一切見当たらない。2つ3つ小さなギャップを過ぎるといよいよキレットとなった。突端まで行ってその深さにビビりながらも、左の斜面を灌木にぶら下がりながらどうにか降りると狭いコルとなった。薄いが確かな踏み跡を追い左側の斜面を巻き上げ枝尾根から主稜線に戻った。ところが次のコル乗越えも主稜線は進めず左側の斜面をトラバースし灌木を手掛かりに岩稜を攀じ登り主稜線に復帰した。この先は多少のアップダウンはあるものの稜線上の踏み跡を辿ると難なく御殿となった。ほぼ同じ高さの岩峰が2つあり、どっちが主峰かはっきりしなかったので両峰を踏んだ。表と裏の二つの妙義が南北に広がる絶景ポイントだった。戻りは往路をそのまま辿ったが、キレット手前の枝尾根で巻き道への下降点を見失い肝を冷やすことになった。それでもどうにか復帰しキレットを腕力任せに登り上げ主稜線から丁須の頭直下へ帰還した。丁須の頭から御殿まで51分、御殿から58分。
あとは昨日辿った鍵沢コースを登山口まで駆け下りた。丁須の頭から1時間20分。計6時間51分の周回となった。今回の山行は等高線の狭間からさん山行記録を忠実に辿ることで歩ききることができました。このサイトの主さんは雪の積もる2月の極寒期に同じコースを歩いており、改めてその健脚ぶりに驚愕である。 |
14 |
230 |
|
|
|
御岳 |
963 |
南軽井沢 |
安中市 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
15 |
231 |
|
|
|
御殿 |
1000 |
南軽井沢 |
安中市 |
7N2XYS |
430 |
FM |
|
No. |
山ラン |
登山日 |
曜日 |
山名 |
標高 |
地図名 |
移動地 |
交信局 |
周波数 |
型式 |
名山関係 |
コメント |
1 |
201 |
10月 |
13日 |
木 |
熊倉峰 |
1234 |
信濃田口 |
下仁田町 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
熊倉峰(1324m、信濃田口)は群馬・長野県境にあり登山口は内山峠となる。夜半の内に登山口に着き、3時間ほど仮眠し6時過ぎに登山口に入った。しっかりした登山道がヒマラヤスギの造林地の中に続き、ほどなく尾根筋となると雑木林となる。後方には荒船山の艫岩が見えてくる。道標が立つピークから一旦鞍部まで下げ、急勾配を登り返すとミズナラに囲まれた熊倉峰山頂となった。笹に埋もれそうな三角点と山名板が下がっていた。往復32分。 |
2 |
202 |
|
|
|
凧の峰 |
1293 |
信濃田口 |
佐久市 |
JF1LIR |
430 |
FM |
|
凧の峰(1293m、信濃田口)は物見山の西側に位置し、長野県佐久市の佐久高原の志賀牧場南方にある。登山口は県道下仁田浅科線(R44)のヘアピンカーブ地点からとし、膝丈ほどの笹薮の尾根筋を西に進むと広い山頂となる。山名板は見当たらないがkumo布とQZW赤リボンが下がっていた。雑木の中で視界はない。往復23分。 |
3 |
203 |
|
|
|
物見山 |
1375 |
信濃田口 |
下仁田町 |
JF1UKO |
430 |
FM |
ぐんま百 |
物見山(1375m、信濃田口)は群馬・長野県境の山で、ぐんま百名山の一つだ。地形図を見ると北側から山頂方向に向かう車道が分岐している。この車道を入ると直ぐにゲートとなり門扉には関係者以外の車両進入禁止の表示がある。門扉前の余地にクルマを置き歩きだすと工事用車両の停車する広場となった。広場から標示に従い遊歩道に入るとパラボラアンテナ塔(塔基部の管理棟の改修工事中)の横を抜けると広い山頂となった。東側には神津牧場越しにこれから登り行く日暮山や御場山の展望が広がっていた。往復13分。 |
4 |
204 |
|
|
|
寄石山 |
1335 |
御代田 |
佐久市 |
7K4GQG |
430 |
FM |
|
寄石山(1335m、御代田)は物見山の北西に位置する長野県佐久市の山である。志賀牧場近くの別荘地内を北西に行くと行き止まりとなり、別荘の裏手に薄い踏み跡が入っている。ヒマラヤスギの林を上がり尾根筋に乗ると雑木林となり、次第に笹が増えて来ると山頂となる。山頂には笹に埋もれかけた三等三角点はあるが山名板は見当たらず、QZW赤リボンが下がるだけだった。往復13分。 |
5 |
205 |
|
|
|
八風山 |
1315 |
御代田 |
佐久市 |
7M1UBW |
430 |
FM |
|
八風山(1315m、御代田)は長野県の佐久市と軽井沢町の境界にあり、妙義・荒船林道からの破線を辿ることにした。八風山は妙義荒船佐久高原国定公園の南端に位置し、登山口には立派な案内標示が建っている。登山道も刈り払われており整備も行き届いていた。取り付いた直後の急勾配を一登りすると北西尾根となった。尾根筋はほどほどの勾配でほどなく広い山頂となった。一等三角点標石と大きめの山名板が目を引いた。北側には軽井沢が見下ろせたが、生憎その後方の浅間山は靄の中だった。往復17分。 |
6 |
206 |
|
|
|
押立山 |
1108 |
南軽井沢 |
軽井沢町 |
JF1SHZ |
430 |
FM |
|
押立山(1108m、南軽井沢)は軽井沢72ゴルフコースの南側にある。八風山の次は日暮山に登ろうと妙義・荒船林道を行くと通行止めとなった。仕方なく八風の郷別荘地を抜け日暮山の登山口のあるレイクニュータウンまで迂回することにした。その途中に山頂まで車道の入る押立山を見つけた。残念ながらゲートは閉ざされていたが、少しばかりの薮を覚悟すれば車道に出られそうなポイントを見つけ登ることにした。林道と車道の最接近部に獣道に取り付くと直ぐに車道となった。アスファルト道で2車線分の道幅に違和感を感じつつ先を行くと広い平坦な山頂部に着いた。なんとヘリポートがあり、その周囲はイノシシによって掘り返されていた。思うにバブルの名残なのであろう、ヘリでゴルフ三昧なんてことの夢の跡か? 山名を示すものは見当たらなかった。往復30分。 |
7 |
207 |
|
|
|
日暮山 |
1207 |
南軽井沢 |
下仁田町 |
7N2XYS |
430 |
FM |
ぐんま百 |
日暮山(1207m、南軽井沢)は下仁田町にあり、山頂直下を上信越道のトンネルが貫通している。登山口は最短ルートと思われる県境尾根からとして、妙義・荒船林道をレイクニュータウン側から入った。この先は通行止めであることは分かっていたが、幸いなことにレイクニュータウンの南西端で通行止めとなっていた。ゲート前に駐車し県境尾根に取り付いた。別荘地(レイクニュータウン)南端の尾根筋には踏み跡があり、途中背丈を越える笹薮もあったが小さなアップダウンで地形図の破線と合流した。ここからは方向を南に変え、一旦稜線鞍部まで下るが踏み跡はしっかりしていた。登り返しはかなりの急勾配となり一気に150m余りを登りつめると岩稜の展望スペースとなった。東側に大山、愛宕山、その奥の妙義山が一望できた。山頂はここから10m位南へ行った所で、三角点と石祠があり、M大の青いプレートが下がっていた。登り37分、下り24分。 |
8 |
208 |
|
|
|
御場山 |
1059 |
南軽井沢 |
下仁田町 |
JE1CCE |
430 |
FM |
|
御場山(1059m、南軽井沢)は下仁田町にあり、日暮山の南に位置している。ルートは高立地区からが一般的であるが、山の東〜南側を抜ける林道があり入ってみることにした。道幅も十分で多少は荒れているものの1.5km位行くとバリケードで通行止めとなっていた。バリケードにはこの先登山口まで徒歩100mと書かれている。バリケード前にクルマを置き林道を歩き始めると、実際には200mで林道分岐となり案内標柱が立っていた。しかし残念なことにこの標柱は何者かによって壊されていた。この先の林道は落石や崩落で少し荒れていたがそのまま歩くと南西尾根近くで登山道入口の案内が見えてくる。これに従い踏み跡を入ると尾根筋となる。ほどなく急勾配となるが構わず直登を続け勾配を緩めると山頂となった。三等三角点と山名板があったが雑木に囲まれ展望はない。登り35分、下り24分。 |
9 |
209 |
|
20日 |
木 |
桜堂 |
1180 |
南軽井沢 |
安中市 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
桜堂(1180m、南軽井沢)は安中市と軽井沢町にまたがる県境にある。取り付きは県道92号線の県境切通し近くからとし、林道口の余地にクルマを停めた。法面の群馬県側から取り付きTVアンテナを通過すると直ぐに法面上部となる。ここからは笹やツルの薮の急登となり両手で掻き分けながら登った。10分ほどでピークを越え尾根筋鞍部まで来ると薮は無くなり雑木林の登りとなる。結構な勾配だったが一気に登りつめ山頂となった。東側に好展望地があり、高岩、妙義山といったこの辺りの山を代表するような奇岩の連なる山々が望める。往復42分。 |
10 |
210 |
|
|
|
黒岩山 |
1132 |
南軽井沢 |
軽井沢町 |
JG1GTT |
430 |
FM |
|
黒岩山(1132m、南軽井沢)は下仁田町と軽井沢町にまたがる県境の山である。ルートは県境伝いに和美峠からとした。水道設備?脇の取り付くと県境の尾根筋は幅2m程の防火帯状になっている。ゴルフ場のコース横を抜けしばらく急登を上がると笹原となって直ぐに山頂となった。図根点と山名板の下がる平坦なピークで、雑木のため眺めは良くない。往復30分。 |
11 |
211 |
|
|
|
愛宕山 |
1192 |
南軽井沢 |
安中市 |
JF1SHZ |
430 |
FM |
|
愛宕山(1192m、南軽井沢)は下仁田町と安中市の境にある山で、南西斜面は別荘地になっている。別荘地のテニスコート前をIC側に少し行くと愛宕山からの南尾根となる。取り付くと直ぐに雑木林とヒノキの幼木の植林地の境の尾根筋となり、急勾配を喘ぎながら登った。別荘地との境界には有刺鉄線が張られていてそれに沿って登ることになる。少しばかり勾配の緩むところもあるが終始勾配はきつく、落ち葉に足元をすくわれながら必死に登った。三等三角点と山名板が2つ下がる山頂からは立木のため大した展望はない。往復45分。 |
12 |
212 |
|
|
|
大山 |
1183 |
南軽井沢 |
安中市 |
7N2XYS |
430 |
FM |
|
大山(1183m、南軽井沢)は下仁田町と安中市の市町境にあり、上信越道・碓氷軽井沢ICに近くトンネルが貫通している。ルートとしては市町境の尾根筋を辿ることも考えたが、北側に派生する尾根筋を登ることにし林道余地にクルマを停めた。ヒノキ幼木の植林地の中の作業道を行くと次第に道型は薄くなり適当に斜面に取り付いた。勾配はきついが枝尾根から北側の主稜線となると踏み跡はしっかりしてくるが勾配は次第に増してくる。特に山頂直下は急勾配で何度か落ち葉に足を滑らした。落ちていた山名板を拾い上げ、枝にしっかり固定するといつものように写真を撮り足早に下山した。往復52分。 |
13 |
213 |
|
27日 |
木 |
高岩 |
1080 |
南軽井沢 |
安中市 |
JF1TUX |
430 |
FM |
ぐんま百 |
高岩(1080m、南軽井沢)は上信越道・碓氷軽井沢IC手前にある高岩山トンネルが貫通する山で、ぐんま百名山の一つである。登山口は恩賀からとし入口にクルマを停めた。樹林帯の中の踏み跡は次第につま先上がりとなって来る。道案内の黄色いペンキは雄岩と雌岩のコルに向かい、ガレ岩のザレた急勾配となり25分でコルとなった。コルから岩稜の着部まで稜線を上がり、不動尊の岸壁直下をトラバースすると25m程の垂直チムニーとなる。岩の凹凸が多くホールド・スタンスは豊富である上に背中側の岸壁により適度にホールドされているので、クサリはほとんど使わずに登り切った。あとは痩せ尾根を少し行くと岩稜のピーク(雄岩)となり、360度の全方向のパノラマが広がっていた。眼下には紅葉に染まる西上州の山々を縫うように走る上信越道が見え、まるでジオラマを見ているような気分だ。登り45分。
女岩(1040m、南軽井沢)は高岩の北西方向300mにあるピークである。高岩からコルに戻り北に進み、雌岩(3m位の狭稜に続き10m位の残置ハンガーが連続する垂直壁の先)への取り付きを恐怖感で眺めながら通過した。少し行くと展望台のような岩稜となるが横目に先を急いだ。八風平への分岐を過ぎると直ぐに半円状の岩峰となる。GPSではこのピークが女岩のようである。なるほど辺りの岩峰はまさに男ぽい尖ったものばかりだが、この岩峰だけは女性のようになだらかで女岩の名前の由来なのだろうと無理やり納得させた。山名表示らしきものは見当たらなかった。高岩から35分、下山はコルまで戻り同じルートを下った。下り46分。 |
14 |
214 |
|
|
|
女岩 |
1040 |
南軽井沢 |
安中市 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
15 |
215 |
|
|
|
千駄木山 |
997 |
南軽井沢 |
安中市 |
JF1LIR |
430 |
FM |
|
千駄木山(997m、南軽井沢)は安中市と下仁田町の市町境にあり、妙義・荒船林道がピークの南側を東西に縦断している。ところがこの間の妙義・荒船林道を荒廃が進み廃道寸前とのことで辿ることは出来ない。そこで下仁田町側の林道を詰めて妙義・荒船林道まで登り上げ、適当なところから取り付いて登頂を目指すことにした。最初は九十九折りの林道のクランクから妙義・荒船林道に伸びる林道方向に進んだが、700m地点で深い轍に行く手を塞がれ退却した。思い直して元の林道を進み、鉄塔巡視路の案内標柱のある林道分岐まで進入した。丁度この林道分岐地点は尾根筋の乗っ越し地点だったので尾根筋に上がろうかとも思ったが、尾根筋の西側を沿うように伸びる廃林道を歩いた。100mばかり進み見切りをつけると斜面に取り付き急斜面の植林地をひたすら直登した。ほどなく頭上にガードレールを見え出すと勾配は更に増し妙義・荒船林道となった。登りついたところは林道擁壁の切れているところで、崩れた土砂が堆積しており取り付けそうだ。しばし迷ったが林道の状況も見たくなり、そのままピーク西側まで歩き北西尾根筋に取り付き急勾配を登り山頂に立った。三等三角点と4枚の山名板が下がっていたが雑木の中で大した視界はない。戻りは東側の尾根筋に進みコルから植林地の急勾配を下り予定通り林道との出合に降りた。あとは往路を丹念に辿りクルマに戻った。登り42分、下り26分。 |
16 |
216 |
|
|
|
御堂山 |
878 |
南軽井沢 |
下仁田町 |
7N2XYS |
430 |
FM |
ぐんま百 |
御堂山(878m、南軽井沢)は下仁田町にあるぐんま百名山で、本宿から南西部に入り込む林道から登ることにした。林道は堰堤の手前で橋を渡り地図とは異なっていた。堰堤を過ぎると林道は茂みと化してきたので無理はせず余地でクルマを停めた。沢に沿って廃林道を1km近く歩くと林道終点となり登山道となる。とは言えど踏み跡は薄く、時々下がる赤リボンだけが頼りである。結局、地形図の破線とほぼ一致する形で沢筋を登ると枝沢との出合いとなる。破線は右手の沢に続いているが、合流部の尾根筋に赤リボンは下がっている。ひとしきり急勾配の尾根筋を上がると高石峠と御堂山を結ぶ尾根筋となった。ここから尾根筋を行くが踏み跡は尾根筋を離れ南斜面をトラバースし南尾根から山頂方向に伸びていた。トラロープの下がる急勾配を上がると目指す御堂山山頂は直ぐだった。三等三角点と山名板の下がる山頂からは妙義山が正面に見えた。登り61分、下り47分。 |
No. |
山ラン |
登山日 |
曜日 |
山名 |
標高 |
地図名 |
移動地 |
交信局 |
周波数 |
型式 |
名山関係 |
コメント |
1 |
181 |
9月 |
8日 |
木 |
ひとぼし山 |
814 |
十石峠 |
南牧村 |
JG1JVA |
430 |
FM |
|
ひとぼし山(814m、十石峠)は大屋山の南東部にあるが、ネットで検索するとその東側の801Pをひとぼし山としているものを散見する。ただ山ランでは三省堂の山名事典に掲載されているポイントを基本としているので814Pを目指した。六車から下底瀬を左に入っても地形図にない舗装道(林道・道場線)が続いている。所々にある大屋山への道標を行きすぎると、峠の乗り越しとなり林道・渡度線との分岐となった。この乗り越しの南側のピークがひとぼし山で直線で150m弱の距離である。切通しのカーブミラーの先から取りついて尾根伝いに上がったが、このところの長雨で足元は緩く歩き難い。登りついたピークは南側はスギの植林地、北側は雑木林で視界は無い。境界標の横に立つ白いプレートにひとぼし山の文字があった。往復20分。 |
2 |
182 |
|
|
|
大屋山 |
1081 |
荒船山 |
南牧村 |
7N2XYS |
430 |
FM |
|
大屋山(1081m、荒船山)は林道・道場線の中程から道標に従い急勾配の道に分岐すると直ぐに廃屋となり、手前の駐車余地から歩き出した。廃屋の前を抜け道標に従い裏側を回り込むように斜面を行くと小さな沢となる。ここも長雨のせいだろうか、道がはっきりせず一部滑沢となった沢を上がった。ほどなく左斜面に踏み跡を見つけるが、952P方向へトラバース気味に続いていたので途中で面倒となり急斜面を直登し尾根筋に上がった。尾根筋は東西に切り落ちているが雑木の中で危険箇所は無く山頂となった。ここも雑木の中で視界は無い。戻りは尾根筋をそのまま辿ったが、途中から踏み跡が不明となり適当に下った。登り44分、下り40分。 |
3 |
183 |
|
|
|
富士浅間山 |
899 |
荒船山 |
南牧村 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
富士浅間山(899m、荒船山)は黒滝山の南に位置する三角点峰で月形山とも呼ばれている。登山口は下底瀬からで九十九谷登山口と書かれた道標のある民家の庭先からである。恐縮しながら庭先を抜け沢に沿って歩くとほどなく堰堤となる。堰堤の右岸の登山道を行くと木橋となって沢沿いとなる。地形図を見ると破線は沢沿いに続き焼山峠に向かっているが、右手に見えるピークに伸びる尾根筋に誘われて取り付いてしまった。尾根筋に上がると作業道の痕跡らしきものが最初のうちはあり、踏み跡も続いていた。勾配もそれなりではあったが最短ということでそれほど苦にはならず登り切った。山頂には三等三角点と石祠があり、傍らに行政の山名板があったが視界は無い。戻りは焼山峠から沢伝いに下りた。登り53分、下り48分。 |
4 |
184 |
|
|
|
黒滝山 |
870 |
荒船山 |
南牧村 |
JA7ASF |
7 |
SSB |
ぐんま百 |
黒滝山(870m、荒船山)はぐんま百名山の一つだが、黒滝山不動寺を中心とした九十九谷、馬ノ背、五老峰(観音岩)、鷹ノ巣山の一帯の総称のようだ。また行政の山名板は不動寺の直上のピークにあるらしいが標高は870mより低く、今回は地形図に黒滝山と表記され山名事典にも掲載されているポイントを目指した。黒滝山不動寺手前の路肩にクルマを停める許可を頂き登山道に入った。勾配のきついところにはステップがあり、良く整備された登山道を行くと突然砂利道の林道に出た。そこには左:六車、右:荒船山と書かれた標柱がたっていた。そのまま林道を北上すると黒滝山の山腹を巻くように続いていた。何処まで行くのだろうと思いながらも、ピーク最短部の谷間に取り付き北側の鞍部から回り込むように870Pに立った。踏み跡も薄く半ば強引に登りつめた山頂には案の定何もなかった。登り40分。
五老峰(880m、荒船山)へは林道を戻り、不動寺からの出合いを過ぎると直ぐに分岐となり馬ノ背渡りとなる。峡稜の岩場をクサリの手摺と鉄製梯子で30m余りを渡り、その後も梯子とクサリの掛かる小さな岩稜を越えた。緩やかな尾根筋を少しばかり行くと鷹ノ巣山への分岐を過ぎ、岩場を一登りすると五老峰の山頂となった。ピークには石仏が奉られ、小さな石窟には石祠が奉られていた。なかなかの絶景である。黒滝山から47分。
鷹ノ巣山(767m、荒船山)へは分岐に戻り100m近くを高度を下げ登り返すとピークとなるのだが、尾根筋は岩稜の連続で眼下には素晴らしい九十九谷の景観が広がっていた。丸みを帯びた岩に刻まれた小さな窪みに足を置きながら慎重に越えなければならないところもあり高所恐怖所にはちょっとばかりきつい。山頂には山名表示は見当たらず、ただ危険と書かれたボードとともにトラロープが周囲を囲んでいた。五老峰から20分、下山は55分。ほぼ3時間で周回。 |
5 |
185 |
|
|
|
五老峰 |
880 |
荒船山 |
南牧村 |
7L3LAU |
430 |
FM |
|
6 |
186 |
|
|
|
鷹ノ巣山 |
767 |
荒船山 |
南牧村 |
JL1BWG |
7 |
SSB |
|
7 |
187 |
|
15日 |
木 |
トヤ山 |
1220 |
荒船山 |
南牧村 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
トヤ山(1220m、荒船山)、毛無岩(1300m、荒船山)は下仁田町と南牧村の町境にあり、荒船山の東側に位置している。上底瀬から林道に入ると黒滝山の西側までどうにか進入しUターン可能地点にクルマを停めた。オフロード仕様のクルマでないと走れない林道でとてもお勧めは出来ない。明るくなった6時前に林道を歩き始めるとほどなく伐採地となるが、まだまだ道型は続いている。軽自動車なら通れるくらいの道幅はあり、何時の頃のものか分からないが尾根筋の危険箇所には鉄製の柵などもある。所々には行政の道標があり荒船山をガイドしている。そればかりか、この一帯の登山道とは明らかに異なり急傾斜地には木段、急斜面には土留め等が設置され行政の管理が行われていたことが窺われる。ただそれも今は昔となり、数ヶ所で崩落によりルートが寸断されているところもあった。特に高原集落への分岐部前後では荒廃していた。ルートは終始一貫して尾根筋の小さなピークは巻き道で避けるように作られているので大きなアップダウンは無い。トヤ山まで直線で200mを切るとルートは巻き道となるので尾根筋を直登し、ちょっとした岩場を攀じ登ると山頂となった。生憎の天候で視界は無い。ここまで1時間15分。
次の毛無岩に向けて西側の尾根筋を下り、足場の悪い急勾配のを過ぎるとほどなく巻き道と合流した。この先も良く整備された登山道が続き、危険箇所では鉄柵などの安全対策がとられていた。コース中程で鉄塔巡視路と一部共有する箇所があり、巡視路に引っ張られミスルートしてしまった。町境の稜線上のルートは大小ピークを巻いて設定されているので大したアップダウンもなく毛無岩への分岐となった。道標には上級コースと書かれているので一般コースがあるのかと巻き道を行ったが、地形図を見ると上級コースとされる稜線上を辿るのが唯一のルートと判断し直ぐに尾根筋に上がった。なるほど尾根筋はトリッキーなアップダウンの連続となり、峡稜部を通過するなど危険箇所もあるのでこれを称して上級コースとしているのだと理解した。登りついた毛無岩は今までのどの山よりも高度感のある岸壁の真上の山頂だった。多分200m近くはあるだろう絶壁から下を覗き込むと足は恐怖に竦んでいた。残念ながらガスの中で遠望は無かった。トヤ山から1時間10分(登山口からだと2時間25分)、下山はピストンで戻り1時間31分。 |
8 |
188 |
|
|
|
毛無岩 |
1300 |
荒船山 |
南牧村 |
7N2XYS |
430 |
FM |
|
9 |
189 |
|
18日 |
日 |
檜沢岳 |
1133 |
神ヶ原 |
南牧村 |
7N2XYS |
430 |
FM |
ぐんま百 |
檜沢岳(1133m、神ヶ原)は南牧村にあるぐんま百名山の一山である。登山口標柱のある大森橋の袂にクルマを停めて車道を歩きだす。実は車道終点には3〜4台分の駐車余地があるのだが民有地とのことで時々トラブルがあるとのことだったからだ。ここから民家の間を縫うように細道を上がり、最奥の廃屋の前を通過すると発泡スチロール製の案内板がある。この辺りは踏み跡が薄く適当に斜面を上がると植林地の中にしっかりした踏み跡が見えてきた。ほどなく作業道に出合い尾根筋に乗った。この後は急勾配の尾根道が続き、高度を上げるほどに岩場が多くなってきた。龍徳不達天と刻まれた石塔の建つ展望スペースを過ぎ、更に急登を行くとコルとなる。ロープの下がる岩場を一登りすると直ぐに山頂となった。三角点と小さな社の建っていたが雑木に覆われ余り視界は良くない。往路をピストンし下山した。登り57分、下り37分。 |
10 |
190 |
|
|
|
小沢岳 |
1089 |
神ヶ原 |
下仁田町 |
JE1MIM |
430 |
FM |
ぐんま百 |
小沢岳(1089m、神ヶ原)は檜沢岳の北側で南牧村と下仁田町の町村境にあり、ここもぐんま百名山の一つである。御荷鉾スーパー林道へと分岐すると直ぐに小沢岳登山口の案内標柱となるが、その先も林道が続いていた。林道は間伐材の搬出のため利用中で、椚峠には間伐材の集積場があり傍らに小沢岳の案内板があった。登山道は尾根筋を忠実に辿っており軽いアップダウンで最後に急登を一登りすると小沢岳山頂となった。三角点、石祠、石塔の建つ10畳ほどのスペースがあり、背丈ほどの灌木越しに視界のある山頂である。登り34分、下り25分。 |
11 |
191 |
|
|
|
白髪岩 |
1512 |
神ヶ原 |
下仁田町 |
JF1SAU |
430 |
FM |
|
白髪岩(1512m、神ヶ原)は現存する3箇所の原三角測點(明治15年設置)の内、唯一設置当初の位置に残っているのはここだけで下仁田町最高地点でもある。御荷鉾スーパー林道の杖植峠から少しばかり東へ行った切り通しに白髪岩への案内板を見つけた。林道跡を少し入ると踏み跡は斜面を上がり尾根上となった。笹尾根には一筋の踏み跡がしっかりと続き、軽いアップダウンで難なく白髪岩となった。そこには予想に違わぬ存在感で鎮座している原三角測點があった。130年の時を経ても尚、その威風堂々たる姿に只々感心するばかりである。あっそうそう、原三角測點の僅か5mのところに今年初のチタケを見つけたw 往復53分。 |
12 |
192 |
|
|
|
金剛萱 |
788 |
下仁田 |
下仁田町 |
JH1TJP |
430 |
FM |
|
金剛萱(788m、下仁田)は下仁田町青倉から登ることとし、県道から鹿の湯橋を渡った。舗装された林道を少しばかり行くと山火事用心の看板のある広場になるが、その先にも林道が続き行けるところまでと強引にクルマを入れた。路面の状況はさほど悪くなく、一ヶ所で倒木が道を塞いでいたが強引に乗り越して通過した。オフロード車ならではの仕業である。広場から2kmほど進むと北尾根の乗っ越しとなった。そこで尾根筋に取り付き、いきなり現れた岩壁を右に巻き上げ再び尾根筋を登り上げる。急勾配を登ると石塔が次々と現れほどなく金剛萱となる。山頂には沢山の石祠と石仏が祀られており、正に信仰の山といったところだった。往復44分。 |
13 |
193 |
|
19日 |
月 |
物語山 |
1020 |
荒船山 |
下仁田町 |
7K1CVP |
430 |
FM |
ぐんま百 |
物語山(1020m、荒船山)は本峰と西峰からなり、その北西部にあるメンベ岩の特徴的な形からいくつかの伝説があり、それがユニークな名前の由来となっている。ぐんま百名山の一でもある。道型の崩れた林道を15分ほど歩くと、沢を越える形で登山道が始まる。ここでミスをした。踏み跡が薄くなったので直ぐに間違いに気付いたのだが、どうせ目の前の稜線がルートだろうと勝手に思い込み尾根上に上がった。尾根筋はほどほどの勾配で苦もなく登ると突然目の前に大きな岩壁が現れた。最初は右に巻き次の枝尾根まで行くも頭上には相変わらず岸壁が続き諦めて戻った。次は左を巻き上げると勾配は増すものの岩壁はどうにか避けられそうだ。この時点でアノマリーコースに踏み入れたことは十分に自覚したが、上を見れば急勾配ではあるが灌木を手掛かりにどうにかなりそうに思えた。この性分は危険と紙一重である。足元からは幾度となく石が落ち、下の方からは痛々しい落下音が響いてくる。もうここを下ることは出来ない、登り切るしかないと覚悟を決め、必死に攀じ登った。そしたついに登り上げた岩稜の上からはメンベ岩のマナイタ模様が真下と思えるほど近くに見えた。そこからも一抹の不安の中で痩せた岩稜を行くと、突然しっかりした踏み跡となり西峰となった。ここで初めて下山できる確信を得て、コルから本峰へ登り返した。山頂には三角点と立派な山名柱があった。近くの幹に小さな温度計がピンで固定され、14℃をさしていた。下山はコルから正規ルートを下りた。登り1時間57分(コースタイムの2倍近い)、下り47分。 |
14 |
194 |
|
|
|
三峰山 |
616 |
下仁田 |
下仁田町 |
7N2XYS |
430 |
FM |
|
三峰山(616m、下仁田)は地元ではもっぱら富士浅間山または宮室山と呼ばれているようだ。これは登山口となる常光寺の住職さんが話してくれたことによるのだが、常光寺の南西に富士浅間神社があり、その裏手に続く参道を登ると鳥居を経て山頂となるとのことだ。住職さんは三峰山という名は勝手につけられたもので、実は富士浅間山または宮室山が正しいと力説されていた。常光寺から山裾に沿うように踏み跡を行くとほどなく富士浅間神社の社となる。裏に回り込むと参道が続き、急勾配の登りとなった。参道はスギ山の急傾斜地を勾配を避けるように作られ小さな鞍部で稜線上となった。そこから尾根筋を一登りすると大きな鳥居が現れ、一旦平らな尾根筋となり少しばかり急登を上がると山頂となった。少し大きめの石祠と富士浅間山(宮室山)と書かれたプレートが設置されていた。戻りは尾根筋を真っ直ぐ下り常光寺の直行するコースをとった。登り40分、下り29分。 |
15 |
195 |
|
|
|
四ッ又山 |
899 |
荒船山 |
下仁田町 |
JJ1FZN |
430 |
FM |
ぐんま百 |
四ツ又山(899m、荒船山)は関東百名山の鹿岳と尾根続きで周回コースで巡る人が多いが、鹿岳は登頂済みなので今回は最短の大久保登山口から天狗峠越えをピストンすることにした。大久保登山口から堰堤の横を抜けると沢に沿った登山道となるが、滑滝となって流れる沢音に気分良く高度を上げていくとマメガタ峠(鹿岳)と天狗峠(四ツ又山)の分岐となる。右に分岐し柵に囲まれた畑の横を上がると急勾配のスギ林となる。傷めたアキレス腱に負担をかけぬようペースを落してるので息は上がらずどうにか天狗峠となった。尾根筋に上がってからも結構な勾配が続き、マメガタ峠への分岐を分けるとほどなく山頂となった。天狗の石像が立つ山頂からは北西方向が開け、ふたこぶラクダのような鹿岳が望める。登り64分、下り41分。 |
16 |
196 |
|
23日 |
金 |
しれいた山 |
790 |
荒船山 |
下仁田町 |
JF1SHZ |
430 |
FM |
|
しれいた山(790m、荒船山)は鹿岳や四ツ又山の東にあるが、ここを落沢岳と呼び、南東方向にある641Pをしれいた山としている報告も散見する。山ランでは日本山名事典がバックボーンなので790mポイントをしれいた山とする。林道下郷2号線の分岐部から歩き始めた。林道は夏草が茂り既に廃道化し5分ほどで崩落し終点となった。谷筋の踏み跡を入ると間伐材が散らばる植林地の中の急勾配となった。左右の尾根筋に上がりたいところだが、とても上がれる勾配ではなく641Pに近い鞍部を目指した。やっとのことで尾根筋に乗るとしばらくは楽な歩きとなったが、鳥居と見間違うような錆び落ちる寸前の鉄のフレームが見えて来ると再び急勾配となる。登るほどに勾配は増し最後には岩壁となったが、灌木を手掛かりに登り切ると岩稜の痩せ尾根が始まった。とは言えど木立はあるので危険なところは無く、小さなピークを4つ越えると5つ目のピークが山頂だった。図根標柱と山名板が下がり、少し先に行くと四ツ又山〜鹿岳の好展望があった。戻りは岸壁の下降を回避し西側に巻いて下り、間伐材の散乱する植林地も避け最短の尾根筋を下りた。登り1時間27分、下り57分。 |
17 |
197 |
|
|
|
川井山 |
453 |
下仁田 |
下仁田町 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
川井山(453m、下仁田)は下仁田町の市街地西側に位置している。取り付き地点としてはピーク西側の車道を入るとY字路となる。その分岐右に木工所があり、その裏手から植林地に向かう踏み跡に入った。間伐材が転がる急斜面を強引に直登し枝尾根に乗り主稜線を目指した。低山とは言えど山は山、結構な勾配だったがほどなく山頂となった。三等三角点と山名板が下がっていたが雑木で視界はほとんどなかった。戻りは尾根筋を無視して適当に下った。往復42分。 |
18 |
198 |
|
|
|
大崩山 |
461 |
下仁田 |
下仁田町 |
JF1LIR |
430 |
FM |
|
大崩山(461m、下仁田)は下仁田町の市街地から見ると南西方向にある独立峰でよく目立つ山だ。南側の林道から取り付くこととし入り込んだが、御他聞に洩れず台風の爪跡だろうかここも荒れている。地形図上で一番近そうなところにクルマを停め林道を歩きだすと直後のカーブにしっかりした踏み跡があった。南東方向に向かっているのでピークからは少しづつ離れていくが、尾根筋の鞍部に向かうのだろうと我慢して踏み跡を追った。ほどなく尾根筋となるとそこには石祠があり方向を北に変える。しっかりした尾根筋なので難しいところは無いが、岩尾根の痩せたところもあったりする。最後に一登りすると畳20畳ほどの山頂となるが、あるのはすかいさん製の山名板だけだった。展望は北側に開け、四ツ又山、鹿岳、今朝登ったしれいた山や川井山、そして下仁田の街並みが眼下に広がっていた。往復45分。 |
19 |
199 |
|
|
|
大山 |
857 |
下仁田 |
下仁田町 |
7N2XYS |
430 |
FM |
|
大山(857m、下仁田)は高倉集落から登った記録を散見するが、はっきりしたルートが見えてこない。そこで地形図を眺めてみるとピークの南東方向の842P近くに林道が入っているのを見つけた。尾根筋も通っているし高低差もさほどではないので、あとは地形図では読み取れない危険箇所が無いことを願って林道を目指した。稲含山へ向かう道から林道へ分岐すると200m程でゲートにより林道は閉鎖されていた。ゲート前にクルマを置き林道を歩くと5分ほどで842P近くで尾根の乗っ越しとなる。そこから尾根筋に乗るといきなり廃林道が現れた。それも150m程で終わり踏み跡と変わるが、これも予想外なことに尾根筋のアップダウンをトラバースするように続き、緩やかに高度を下げて鞍部となった。ここからは登り勾配となり、NHKの中継アンテナの建つピークを越え廃林道を横切ると勾配は少しばかり増してくる。それでも直ぐに山頂となり、想定外のナンチャッテ登山となってしまった。図根点と斜めに傾いた山名板が下がっていた。一時間足らずで往復し、登り下りの所要時間に差はなかった。登り31分、下り28分。 |
20 |
200 |
|
|
|
御岳山 |
576 |
下仁田 |
下仁田町 |
JL1FDI |
430 |
FM |
|
御岳山(576m、下仁田)は兄倉山との別名があり、登山口はほたる山公園にある。登山道もしっかりと整備されているのでただひたすら登った。地元の信仰の山なのだろう、赤い鳥居をくぐると小さな社があり、次々と石祠や石塔が現れ登山道というよりも参道なのかもしれない。山頂が近付くと急勾配を避け大きくトラバースし西尾根から山頂となった。山頂には石祠と山名板があるだけで、下仁田町を見下ろすように北側の一部だけが刈り払われていた。往復38分。 |
No. |
山ラン |
登山日 |
曜日 |
山名 |
標高 |
地図名 |
移動地 |
交信局 |
周波数 |
型式 |
名山関係 |
コメント |
1 |
162 |
8月 |
4日 |
木 |
ぶどう岳 |
1622 |
浜平 |
上野村 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
ぶどう岳(1622m、浜平)、新三郎(1682m、浜平)は群馬長野県境にあり、群馬県側は上野村で長野県側は南佐久郡北相木村にまたがる。ぶどう峠の切通しからの県境尾根へ取り付きを探すと長野側に少し入ったところに踏み跡が見つけた。しかしその先は分け入ることが嫌になるほどの笹薮が見え、スパ長と合羽で完全武装して取り付いた。背丈を越える笹薮の中の踏み跡を上がると直ぐに尾根筋となったが、しばらくは笹薮が続きあっという間にずぶ濡れとなる。尾根筋を緩やかに上がると小さな鞍部となり笹薮は終わる。あとは尾根筋の踏み跡を忠実に追い、一登りするとぶどう岳となった。山頂は尾根筋の小さなピークといった感じである。ぶどう峠から25分。
新三郎へはそのまま尾根筋を北進し1561鞍部から登り返すと鉄塔巡視路と出合う。ほどなく安曇幹線2号線197号鉄塔となり続けてもう一つの鉄塔となったが、鉄塔上部はガスに覆われ送電線は見えずその関係は確認できない。鉄塔を過ぎ尾根筋を上がるとマムシ岳尾根への分岐となるがこの先も踏み跡はしっかりしているので歩きやすい。進むにつれてシャクナゲ薮が増えてきて岩場も所々に現れる。稜線を塞ぐ大岩は長野側に巻き上げるように越え岩稜の新三郎となった。思いのほか山頂は広く西側はテーブルの様に張り出していた。生憎のガスで視界は無いが、目の前に木立は無く晴れていれば素晴らしい絶景ポイントなのだろう。登り80分、下り68分。 |
2 |
163 |
|
|
|
新三郎 |
1682 |
浜平 |
上野村 |
7L3HZS |
430 |
FM |
|
3 |
164 |
|
|
|
船坂山 |
1446 |
浜平 |
上野村 |
JL1VEH |
430 |
FM |
|
船坂山(1446m、浜平)へはぶどう峠から峠道を下る途中にあるぶどう峠林道のゲート前から取り付くことにした。この林道が何処へ伸びているのか分からなかったがゲート右には鉄塔巡視路への黄色い標柱があったので、上手くすれば山頂への尾根筋に上がれるだろうと歩きだした。林道は山頂から北に伸びる枝尾根に向かい途中まで来るとガスの中に鉄塔が見えて来る。鉄塔直下まで来ると林道は終点となりその先に神流川線11号鉄塔の案内標柱が建っていた。この鉄塔の建つ尾根筋を上がるとしっかりとした踏み跡があり、ほどほどの勾配で山頂に向かっていた。登り付いたのはピークの北西端で少しばかり南東に歩くと岩稜の山頂となり、三角点標柱と山名板が下がっていた。登り40分、下り33分。 |
4 |
165 |
|
|
|
マムシ岳 |
1308 |
浜平 |
上野村 |
JA1LZV |
430 |
FM |
|
マムシ岳(1308m、浜平)は日向沢の北側にあり鉄塔巡視路を使っての山行記録がいくつかある。それらを参考に最短距離ということで安曇幹線2号線の202・203号鉄塔の巡視路を入った。巡視路は直ぐに日向沢を丸太橋で越え沢沿いに上がっていくようだったがどうも踏み跡が薄い。それに202・203号鉄塔がどの尾根筋にあるのかも把握していなかったので目の前にある枝尾根に上がることにした。この枝尾根は地形図では山頂西側に真っ直ぐ伸びているので勾配はきついが間違いないことは確信できた。案の定、尾根筋は急勾配で休み休みの登りとなったが薮もなく立木を手掛かりに這い上がった。30分で202号鉄塔となり、次の203号への巡視路は無視してそのまま尾根筋を登った。相変わらずの急勾配だが必死に登ると岩稜のピークとなった。山頂部は更に東側にあり、岩稜のアップダウンを足元に気を使いながら進むと三角点標石のあるマムシ岳となった。名の通りマムシを彷彿させる岩尾根の先のピークだった。下りは202号鉄塔までピストンしその先は巡視路を下ったが、踏み跡は薄く普段使わせてもらう巡視路とは異なっていた。登り60分、下り44分。 |
5 |
166 |
|
11日 |
木 |
品塩山 |
1282 |
浜平 |
上野村 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
品塩山(1282m、浜平)は御巣鷹山の北側に派生する尾根筋の山である。偶然にも日航機事故の前日にその近くを登るということで少しばかり緊張のスタートとなった。登山口は県道124号線中之沢先にある安曇幹線2号線207号鉄塔への巡視路とした。県道脇を流れる日向沢を木橋で渡るが橋下は急流で緊張の一瞬だったが、その先はスパ長を履いていたので簡単に渡れた。その先が分かりづらかったが巡視路の黄色い標柱を追った。20分で作業小屋を通過すると巡視路は谷間から急斜面となり大岩の下を通過するとほどなく207号鉄塔となる。北から西にかけて好展望となり一週間前に登った船坂山、ぶどう岳、マムシ岳が送電線越しに見えてくる。ここからは尾根筋歩きとなるが、そこその勾配で時折岩場もあるが特に危険なところもなく1204Pとなる。この先は岩場の下りとなり西から巻くように鞍部に降りた。登り返しは岩場の急登となり北峰となったが、小さな山名板があるだけで本峰のある南側に向かった。小さな鞍部から登り返すと"すかいさん"製の山名板が一枚だけ下がる品塩山となった。登り1時間51分、下り1時間11分。 |
6 |
167 |
|
|
|
雨降山 |
1026 |
両神山 |
上野村 |
JG1FSZ |
430 |
FM |
|
雨降山(1026m、両神山)は社壇ノ頭から北に伸びる尾根筋にあり、大天幕ノ頭との別名もある。地形図を見ると乙父集落から尾根筋が伸びていたので辺りを探ることにした。乙父トンネルの上にはガードレールが見え地形図では耕作地となっていたのでそこまでクルマで進入した。畑で仕事中の男性に道を尋ねると送電線の巡視路が良いだろうとアドバイスを受け電柵に沿って巡視路を上がった。ほどなく電柵を抜けると黒部幹線586号鉄塔となり、そのまま尾根筋を行くとコンクリート製の調整池となった。その先で巡視路は尾根筋を離れ東側に向かっていたが無視し尾根筋を上がった。223号鉄塔直前はかなりの急勾配で、玉のような汗が噴き出していた。鉄塔からはしっかりした尾根筋となり危険な箇所もなく必死に登ったが、山頂近くでは伐採された灌木が放置されたままになっており歩き難く、暑さのせいもありかなり消耗してしまった。山頂には意に反して大天幕ノ頭と記された山名板が2枚下がり、雨降山の表記は見当たらなかった。また西斜面には社壇ノ頭の方から伸びているのだろうか真新しい林道が見えた。登り1時間5分、下り38分。 |
7 |
168 |
|
|
|
笠丸山 |
1189 |
神ヶ原 |
上野村 |
7K4PMK |
430 |
FM |
ぐんま百 |
笠丸山(1189m、神ヶ原)はぐんま百名山の山で登山口は二つあるが、最短ルートということで表登山口からピストンすることにした。上野村役場近くから居住附沢川に沿って北上すると居住附集落となり、左手に石灯籠のある表登山口となった。近くの道路余地にクルマを置き登山道に入った。登山道はしっかり整備されているので迷うことなどは無いが、最初の取り付きから急勾配で始まった。尾根筋に出ると一旦勾配は緩むがピークに近づくにつれて再び勾配は増し休み休みの急登となった。最後は岩場を北に巻き上げるように登ると住居付神社のある東峰となった。少しばかり西に位置する三角点峰までの間は岩稜となり視界全開となった。日差しも強く熱中症一歩手前のような状況で日影でしばし休憩しピストンで下山した。登り1時間4分、下り40分。 |
8 |
169 |
|
14日 |
日 |
浦倉山 |
2091 |
四阿山 |
須坂市 |
JH1CHF |
430 |
FM |
|
浦倉山(2091m、四阿山)へはクルマを置いた茨木山登山口をスタートし、ペンション村を抜けとパルコール嬬恋スキーリゾートのゲートからゲレンデに入る。しばらく行くと野地平→の標柱となり案内に従うと突然、浦倉山登山口の標柱が現れた。ここからは整備された登山道となり、スキー場を離れ雑木林の笹原をほどほどの勾配で登っていくと野地平となる。この先も広い尾根筋に勾配を避けるように登山道は続いたが、朝露に濡れた笹原となりびしょ濡れとなってしまう。高度感のない登りは続き眼前が開けると浦倉山となった。広い笹原の中に三角点標柱のある山頂だ。
四阿山(2354m、四阿山)へは県境尾根筋を緩やかに下るとスキー場上部のケーブル山頂駅となり、かの有名な愛妻の鐘となった。登山道は県境尾根を忠実に辿るように作られている。スキー場を過ぎた辺りからは登山道は刈り払われておりやっとのことで朝露から解放された。相変わらず高度感のない登りが続き、茨木山への分岐を過ぎると本日最初の急登となる。クサリ場もあるが使わずに上がれるくらいのもので危険なところはなく三角点峰(2332.9m)となった。西に目を向けると青空に突き出た本峰が見える。ちょっとしたクサリ場と岩稜の尾根を行くとほどなく山頂となった。小さな社のある山頂には20名近くの先行者が所狭しと陣を取り、写真撮影だけで早々に撤退しピーク下で4局と交信した。北西方向に見えた花の百名山・根子岳の素晴らしい眺望はあったが他は雲の中に隠れていた。
茨木山(1619m、四阿山)へは分岐まで戻り、茨木山方向へ尾根筋を東に下るがいきなりの急傾斜となった。あっという間に300m余りを下げ鬼岩となると勾配は緩み、刈り払われた尾根筋をどんどん下る。何回かの登り返しまあるがきついところは無く、小さな鞍部から20mを登り返すと茨木山となった。雑木山で山頂部は開かれていたが雲の中で眺めは無かった。ここからの登山道は尾根筋を離れ北東方向の斜面を下るように作られていたが、相変わらず刈り払いは続き快適に下った。途中で小さなチタケを一つ見つけた。今年初めての収穫に快くしキノコ狩りの下山となった。周囲の雑木林に目配りしながら行くと左手の奥に白い塊を見つけた。半信半疑で近付くとそれは真っ白なマイタケに似た綺麗なキノコだ。写真に収め持参したレジ袋に入れて持ち帰ることにした。長い行程の末に吊橋を渡るとほどなくクルマとなった。 |
9 |
170 |
|
|
|
四阿山 |
2354 |
四阿山 |
須坂市 |
7K4NXB |
430 |
FM |
日本百、ぐんま百 |
10 |
171 |
|
|
|
茨木山 |
1619 |
四阿山 |
嬬恋村 |
7N2XYS |
430 |
FM |
|
11 |
172 |
|
16日 |
火 |
天望山 |
1471 |
十石峠 |
上野村 |
7L2ATG |
430 |
FM |
|
天望山(1471m、十石峠)は十石峠近くの三等三角点峰である。通い慣れた国道299号線を十石峠に向けてクルマを走らすと、2km位手前左手に石碑の立つ広場がある。広場奥からはゲートに閉ざされた林道が続いている。地形図をみると天望山から東に伸びる枝尾根がこの広場に続いていた。夏草の中に薄い踏み跡があり取り付くと、小さな沢を越え斜面を巻き上げる踏み跡が続いていた。直ぐに枝尾根となると古い作業道が山頂方向に向かっており、ほどなく地形図にない新しい林道が出てきた。林道は無視し尾根筋を忠実に上がると三角点のある山頂となった。雑木山で展望は無い。往復32分。 |
12 |
173 |
|
|
|
橋ノ台 |
1265 |
十石峠 |
上野村 |
JN1EMG |
430 |
FM |
|
橋ノ台(1265m、十石峠)へは299号線を戻ると黒川の支流を渡る天狗滝橋となり、直後に支流に沿って走る林道分岐となる。林道は行くほどに荒れだし堰堤を過ぎると河原となり行き止まりとなる(下山時にこの先まで続いていたことを確認することになるが)。地形図で見ると南東尾根はこの堰堤のところまで続いていたので堰堤上の尾根筋に取り付こうと斜面を攀じ登った。尾根筋にある獣道はイバラ薮の中に消えていた。辺りを探すが適当な箇所は無く仕方なくイバラ薮に突入した。やっとのことで抜け出すと林道に降り立った。地形図上の林道のようだが方向が違うのでそのまま尾根筋を上がった。この先も何本かの林道が尾根筋を九十九に通っていたが無視し尾根筋を忠実に登った。1132Pまでは急勾配の連続でバテバテとなる。軽く鞍部まで下ると登り返しとなるがほどなく緩やかな広尾根となって山頂となる。低い熊笹に隠れるような三角点がある平坦な山頂は立木の中で視界は無い。下りはピストンしたが最後は林道を辿りクルマに戻った。 |
13 |
174 |
|
|
|
天狗岩 |
1234 |
十石峠 |
上野村 |
JH0EHQ |
430 |
FM |
ぐんま百 |
天狗岩(1234m、十石峠)は県道45号線・湯ノ沢トンネルの上野村側のトンネル口近くを、国民宿舎「やまびこ荘」方向に分岐しクネクネと峠道を行くと5分ほどで登山口となる。登山口近くの駐車スペースにクルマを置き登山口に入った。登山道はスギ林の中をタルノ沢に沿い、ひんやりとし沢音も心地よく続いていた。鉄製の橋を3つ渡ると大きな岩が現れ、これを巻くように上がると避難小屋となる。この付近が源頭部でここから先は勾配が増してくるので登山道は九十九となってくる。やがて岩壁となり分岐を左から階段状の登山道を巻き上げると天狗岩山頂となる。山頂には石祠があり、更に進むと鉄柵に囲まれた展望スペースとなり烏帽子岳が谷越しに見える。下りはピストンした。登り47分、下り35分。 |
14 |
175 |
|
18日 |
木 |
烏帽子岳 |
1150 |
十石峠 |
南牧村 |
7K4NXB |
430 |
FM |
ぐんま百 |
烏帽子岳(1150m、十石峠)は大仁田ダムの先にあるクランクが登山口で、直ぐ手前に駐車スペースがある。沢に沿った登山道は次第に勾配を増し、何度か渡渉を繰り返しながら続いている。倒木やザレた斜面もあり気を使いながらの歩きとなるが踏み跡を見失うことは無い。ところがコルへの分岐を気付かずに郡界尾根まで上がってしまい、結局マルからコルを経て烏帽子岳となった。最後は岩場を左から巻き上げるような登山道だったが、特に危険なところもなく山頂となった。石の祠が祀られた山頂からは360度の絶景が広がっていた。戻りはコルから下ったが、終始トラロープの下がる急傾斜が続き足場も悪くかなりの悪路に難儀した。登り1時間20分、下り43分。 |
15 |
176 |
|
|
|
三ッ岩岳 |
1032 |
十石峠 |
南牧村 |
JA1DFO |
430 |
FM |
|
三ツ岩岳(1032m、十石峠)の登山口は大仁田ダムの本体直下にあり、そこには竜王の里宮が祀られている。治山工事中でダムサイトの遊歩道に迂回し、工事現場を遠巻きに通過し従来の登山道に合流した。直後に尾根コースとの分岐となり竜王大権現コースへ進んだ。スギの植林地の中の急勾配を喘ぎながら登ると竜王大権現となり、大岩を左へ巻きあげるように登るとやっと尾根筋となった。狭いところもあるが木立の中なので問題もなく、2つのピークを越えると三ツ岩岳となった。北側に開けた三角点峰だった。
大津(1050m、十石峠)は三ツ岩岳から稜線続きになってはいるが、山頂直下の岩稜が曲者で一般的なルートではないようだ。とは言ってもダムサイトから登り返す気にもなれず、行けるところまでと尾根コースに進路をとった。順調に分岐まで来ると、その先の尾根筋にはしっかりした踏み跡があり躊躇することなく直進した。だんだん尾根筋は狭くなりやがて岩稜となってきたが灌木があるため左程怖くは無い。小さな岩稜ピークまで来ると前方に大きな岩尾根が見えてきた。鞍部まで下りて尾根筋を見上げると登れないこともないが先が不安である。左側をみると岸壁に沿ってほぼ水平の踏み跡があり、とりあえず行ってみることにした。およそ30m位を進むと、岩壁の段差を上がる踏み跡があった。行くしかない、覚悟を決めて一気に取り付いた。灌木の根元を手掛かりに攀じ登ると、地形図のゲジゲジマークの上に出たようだ。その後も半端ない高度感の中を灌木に掴まりながら一歩一歩上がると、何のことは無い目の前に山頂標識が現れた。この位置はGPSを見る限り地形図上の1053Pではなくゲジゲジマークの直上である。それでも大津のピークに立ったことに違いは無いので、横手山移動の局と交信した後に確認の意味も含めて1053Pに向かった。行ってみるとそれらしきものは何もなく、急斜面を滑る落ちるように下り、スギからヒノキに変わる尾根筋に乗って沢まで強引に下降した。あとは沢伝いの踏み跡を辿り大仁田ダムに戻った。 |
16 |
177 |
|
|
|
大津 |
1050 |
十石峠 |
南牧村 |
JL1APG |
430 |
FM |
|
17 |
178 |
|
25日 |
木 |
碧岩 |
1120 |
十石峠 |
南牧村 |
JA1LZV |
430 |
FM |
|
碧岩(1120m、十石峠)を目指し8時21分、登山道に入った。居合沢に沿う遊歩道は水音とミストに満たされ、渓谷美の中を高度を上げていく。やがて迫力満点の三段の滝となり、マイナスイオン溢れる滝下を渡渉し左岸を高巻きすると滝上となる。その後も何度か渡渉を繰り返し沢沿いに行くと二股となり二子岩への分岐標柱となった。ここを左に進み沢筋を辿ると再び二股となる。これも左の沢筋を行くとほどなく踏み跡は沢方向と尾根方向に分かれ、テープに引かれ尾根を目指した。勾配がきつく足場も悪いためこの登りはかなり堪えた。尾根筋に上がり1060級Pで北に方向を変え、ほどなく大岩との分岐を過ぎる。緩やかな尾根筋はピークが近付くにつれ勾配を増し大きな岩を左に巻くとロープの下がる岩稜となった。5m余りをロープにしがみ付き攀じ登ると山頂尾根の南端となる。木立の中を少しばかり進むと北端の山頂となった。生憎の天候で視界は無く、1局とコンタクトし次の大岩に向かった。
大岩(1133m、十石峠)は碧岩と岩稜で連なった東側のピークで、登山道は一旦分岐まで戻り南西側の尾根筋を辿ることになる。ここも碧岩同様アプローチは快適な尾根筋歩きであるが、ピークが近付くと様相は一変する。まず手前の岩稜ピークを越え、一旦鞍部まで来ると岩場の登りとなる。痩せた岩稜を避けるように左右に踏み跡が続き、狭稜部の乗越える時は足が竦んでしまうようなところもある。最後の岩稜を右から大きく巻き上げると大岩山頂となった。山頂には傾いた山名標柱があるだけで、ここも雲の中で視界ゼロだった。
栗木立(1355m、十石峠)は碧岩・大岩の南側にある二子岳を挟んで尾根続きに位置している。1060級Pまで戻り、そこから一旦鞍部まで下ると、一転し尾根筋の登りとなるが道筋はしっかりしている。二子岳に近付くほどに勾配は増し、西峰との鞍部近くから二子岳に登り上げた。山頂には山名を示すものは無く次の栗木立に向かった。南に向けて斜面を下るとトラバース路と出合い尾根筋の鞍部となった。あとは忠実に尾根筋を辿ると腰丈ほどの笹薮も出て来るが邪魔になるほどではなく、東側からの尾根筋と出合うと勾配を増し最後の登りとなる。登りついた栗木立には三等三角点があり、横にはククリ岩と書かれた白色のテプラ板が落ちていた。下山は往路を戻り二子岳の北側で尾根筋を乗り換え三段の滝に直行する径路で下り、沢筋の登山道と合流し登山口に戻った。 |
18 |
179 |
|
|
|
大岩 |
1133 |
十石峠 |
南牧村 |
JG1FMR |
430 |
FM |
|
19 |
180 |
|
|
|
栗木立 |
1355 |
十石峠 |
南牧村 |
JF1GBW |
430 |
FM |
|
No. |
山ラン |
登山日 |
曜日 |
山名 |
標高 |
地図名 |
移動地 |
交信局 |
周波数 |
型式 |
名山関係 |
コメント |
1 |
147 |
7月 |
7日 |
木 |
小丸 |
1135 |
両神山 |
上野村 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
小丸(1135m、両神山)は神流町と上野村の境界にあり埼玉県境からだと蓬莱山からの尾根続きとなる。取り付いたのは林道から100m近く入った間物水源の施設奥のスギ林の急斜面で、直ぐに北東尾根となった。尾根筋にはしっかりと踏み跡がありほぼ真っ直ぐに登るだけだった。終始勾配はきつく山頂手前でやや緩むだけだった。やっとのことで登りつめた山頂には真新しいフジオカTKと書かれた山名板が下がるだけで展望は無い。登り52分、下り31分。 |
2 |
148 |
|
10日 |
日 |
下台倉山 |
1604 |
平ヶ岳 |
魚沼市 |
JI7ENM |
7 |
SSB |
|
3時41分、登山道に入る。最初のうちは一般車通行禁止の林道をヘッドライトでのんびりと歩いた。15分ほどすると平ヶ岳登山道への分岐となり先程の先行者がいた。沼田市から来られたTさんで鷹ノ巣尾根までご一緒させてもらうことにした。雨後で濡れた夏草が足元を濡らす中、まさにTさんに露払いをしてもらい後ろに続いた。登山道は所々で掘れていて歩き難く、足の置場を確認しながら登る。しばらくして前坂と呼ばれる痩せ尾根となると夜明け間近となり、前方には登り行く鷹ノ巣尾根、左手には燧ケ岳のシルエットが浮かび上がってきた。
痩せ尾根で一本休憩を入れ、再びTさんの先行で尾根筋を上がる。所々にトラロープが下がる岩場となり次第に勾配は増してきて、直ぐ目の前にある鷹ノ巣尾根が中々近付かない。それでも丁度2時間で尾根上となると直ぐに下台倉山となった。地図を見ると北側に鷹ノ巣山があるのでポイント稼ぎにピストンしようとTさんと別れたが、全く踏み跡が無く諦めた。
ここからは鷹ノ巣尾根を軽いアップダウンで台倉山、台倉清水と木道が整備された登山道を軽快に歩く。遠くに見えた雪渓がだんだん大きくなってくると次第に勾配は増し、池ノ岳(姫ノ池)への登りとなる。歩き出してから4時間を過ぎた足にはかなり堪える。やっとのことで池ノ岳となるとその疲れも途端に癒されてしまうような光景が広がっていた。
地塘の中のお花畑を独り占めしながら木道を歩くと平ヶ岳山頂となった。生憎のガスで眺めは悪く写真も程々に無線を始めた。朝から全然聴こえなかった430で藤岡市のXYS局からの応答があり短時間で山頂を後にすることができた。戻りに水場でたっぷり水分を補給し、池ノ岳で7Mhzのダイポールを張った。結局この日は430は一ヶ所だけで、3ヶ所でダイポ−ルを張ることになり交信に1時間を使ってしまった。池ノ岳でTさんと再会し、またの再会を約束し下山を始めた。下台倉山辺りまで来ると遠雷が聴こえ出し、雨がポツポツと落ち出したが大した降りにもならず13時08分に登山口に戻った。登り5時間30分、下り3時間51分。 |
3 |
149 |
|
|
|
台倉山 |
1695 |
平ヶ岳 |
魚沼市 |
JH4XFZ |
7 |
SSB |
|
4 |
150 |
|
|
|
池ノ岳 |
2080 |
平ヶ岳 |
魚沼市 |
8N0UN |
7 |
SSB |
|
5 |
151 |
|
|
|
平ヶ岳 |
2141 |
尾瀬ヶ原 |
魚沼市 |
7N2XYS |
430 |
FM |
日本百、ぐんま百 |
6 |
152 |
|
14日 |
木 |
サス峰 |
1173 |
神ヶ原 |
神流町 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
サス峰(1173m、神ヶ原)と栗原山(1310M、神ヶ原)は神流町にあり、尾根続きの北側には南小太郎山、南側には城山がある。二つの山の間は急勾配の連続で危険地帯と言うことなのでザイルを背負い、ハーネスを着けて4時48分出発した。林道は南側から尾根を巻くように伸びており、乗り越すと直ぐに林道法面を上がる踏み跡があった。ここから植林地の急勾配を上がり尾根筋となった。尾根筋には踏み跡が続き、所々で岩稜となるが特に難所は無く、急登を上がるとサス峰となった。雑木に込まれた三等三角点峰で展望は無い。
ここから先はまさに山場となりハードなアップダウンの繰り返しとなった。急降下では灌木を手掛かりに下り、岩場の直登でも灌木頼りに攀じ登った。同じような急稜ピークが次々と現れ、5つか6つは越えた様な気がするが余り記憶にない。最後の登りでは大岩を左から巻き上げ、次の大岩は右から巻いて尾根筋に上がり栗原山となった。雑木に囲まれた山頂で展望は無い。下山は持倉越から林道方面に下り、周回することにしていたがミスルートしてしまった。立木に巻かれた白テープに"サス← ↓持倉越"と書かれた標示に惑わされミスルートしてしまったのだ。幸い直ぐに気付いて戻ったが、この案内は紛らわしいので注意が必要だ。ピークに復帰後は順路を下りほどなく持倉越となった。峠の表示は無いが幹に食い込まれた山火事用心のプレートが持倉越を教えてくれた。右手に薄い踏み跡を見つけるが直ぐに不明瞭となり植林地の中を下った。沢近くの歩きやすいところを探しながら下ると堰堤となりその下流右岸に廃林道を見つけた。道型は残るが2ヶ所で崩落し高巻きで通過するところもあった。林道への下降点を見いだせぬままに長々と廃林道を歩くことになり、かなり遠回りして林道に降り立った。結局ザイルは使わなかった。
登山口(4:48)-サス峰(5:29-5:40)-栗原山(7:33-8:04)-持倉越(8:15)-林道下降(9:41)-登山口(10:15) 計5時間17分。 |
7 |
153 |
|
|
|
栗原山 |
1310 |
神ヶ原 |
神流町 |
JG1JVA |
430 |
FM |
|
8 |
154 |
|
|
|
高反山 |
1131 |
神ヶ原 |
上野村 |
7N2XYS |
430 |
FM |
|
高反山(1131m、神ヶ原)は上野村にあり、地形図を見ると新羽地区からの林道が山頂近くまで伸びている。852高点から先は破線になっているが実際にはしっかりした林道が続いており北尾根近くまで進入した。北尾根から派生する枝尾根に取り付き急傾斜を上がると尾根筋の小ピークとなり、東西に切り落ちた峡稜鞍部から登り返すと山頂となった。三等三角点峰は雑木の中で展望は無い。下りは北尾根をそのまま辿り小ピーク先の鞍部から東側斜面を下り林道に降り立ち周回した。往復35分。 |
9 |
155 |
|
|
|
小倉山 |
820 |
神ヶ原 |
上野村 |
A1LZV |
430 |
FM |
|
小倉山(820m、神ヶ原)は高反山の南東部に位置し、尾根筋に突き出た小ピークである。852高点近くまで戻ると、小倉山方向に林道が分岐していた。直線でも300m位なので分岐にクルマを置き林道を歩きだした。下り勾配の林道はしっかりしていて鞍部で終点となっていた。前方にアンテナが見えだすと巡視路の階段らしき登りになった。山頂には群馬テレビの新羽中継局がありパラボラアンテナの傍らの山頂には石祠が奉られていた。往復15分。 |
10 |
156 |
|
17日 |
日 |
ジャンクションピーク |
1940 |
茂倉岳 |
みなかみ町 |
7K4NXB |
430 |
FM |
|
1時24分、3.5Lを背負って土合登山口を入ったが、歩きだしから左足のアキレス腱が痛い。ヘッ電と手持ちライトで照らしながら木の根の張り出した急登を行くが左足を出す度に痛む。その内和らぐだろうと我慢して登り松ノ木沢ノ頭まで来ると、谷川岳の稜線が月明かりの中に浮かび上がってくる。そのシルエットを楽しみながら白毛門への岩場はクリアした。夜明けを迎える中で笠ヶ岳を通過した。避難小屋を出たばかりの先行者を話を交わして先に進むと、ニッコウキスゲのお花畑となり烏帽子岳となる。ここから朝日岳までの尾根筋はちょっとした岩場のアップダウンとなるが百花繚乱の花盛りとなっていた。ところが登りついた朝日岳はガスの中だった。
尾根筋の通過点のようなジャンクションピーク先で巻機山(案内標柱には難路・道ナシと書かれていた)方面と分岐し清水峠への長い下りとなった。踏み跡はしっかりしているが一部ザレたところもあり、この間で500m近くを下げるので登り返しを考えると気が重い。スタートから6時間20分で清水峠の避難小屋まで到達し2Lの水を消費した。残り1.5Lでは次の水場の蓬ヒュッテまではぎりぎりと判断し土合方向下る水場に向かった。水場までは3分と近いが、水量は僅かで2Lを補給するのに20分を要した。清水峠から冬路ノ頭までは下草刈りの最中で歩きやすかったが、その先は深いところでは腰丈ほどの夏草が登山道を覆い両足で草を分けるように歩いた。
七つ小屋山が見えだすとその北側に上越のマッターホルンと呼ばれている大源太山がピラミダルナな姿を見せていた。ほどなく大源太山への分岐道標を過ぎ笹原の中の七ツ小屋山となった。次の武能岳までは直線で3km程だが軽快な尾根歩きで始まった。しかし長丁場のダメージは徐々に両足の力を奪い、蓬ヒュッテからは徐々にペースダウンしてしまった。やっとのことで登りついた武能岳で一本を入れるも、次の茂倉岳までの登り返しはさらにきつくペースは落ちる一方となった。
茂倉岳で再び一本を入れ、一ノ倉岳、谷川岳と歩き続けるがそのペースたるや散々たるもので先行する山ガールについて行くのがやっとだった。こうなると下山は西黒尾根は眼中になくロープウェーを目指して天神平に向かった。この下りもかなりの悪路だったが、それにもまして最低だったのはロープウェーを待つ長蛇の列だ。16時12分、天神平に到着し、計14時間48分で縦走に終止符を打った。 |
11 |
157 |
|
|
|
冬路ノ頭 |
1590 |
茂倉岳 |
みなかみ町 |
7N3VIJ |
430 |
FM |
|
12 |
158 |
|
|
|
七ッ小屋山 |
1675 |
茂倉岳 |
みなかみ町 |
JL1AHE |
430 |
FM |
|
13 |
159 |
|
|
|
武能岳 |
1760 |
茂倉岳 |
みなかみ町 |
JF1XVD |
430 |
FM |
|
14 |
160 |
|
|
|
茂倉岳 |
1978 |
茂倉岳 |
みなかみ町 |
7M1VUE |
430 |
FM |
|
15 |
161 |
|
|
|
一ノ倉岳 |
1974 |
茂倉岳 |
みなかみ町 |
JH1KWR |
430 |
FM |
|